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定年後の凄い人たち(ロールモデル)を身近に!

定年後に、あのように生きたいというあこがれの人はいると思います。
でも、自分には程遠いし、あの人のようになれるわけがないからと、
そこまでで終わってしまうのが普通ですよね。
私もそう思っています。

でも、またまたですが『出世を急がぬ男たち』(小島直記)より、
こんな文章を見つけました。

作家の新田次郎がまだ気象庁の課長補佐だった頃に、懸賞小説に
初めて応募しようと思った。こちらは新人の初心者、相手は玄人の
作家もたくさん応募してくる。そこで、

「玄人と勝負して勝つには、まずその手の内を研究せねばならない。
流行作家の小説を原稿用紙にそのまま書き写してみた。(中略)しかし
これをやってみて、既成作家がそれほど恐るべき相手ではないと思った。
私は私で好きなように書けばいいのだと分かると、もう何も恐れなかった」

そうです、あこがれの凄い人たち、あるいはロールモデルにしたい人たちを
真似て、出来ることから今すぐにでも行動してみましょう!


でも、あまりすごい人ではとてもとてもと思ってしまいますね。
目標は“手を伸ばせば届くくらい”が良いと言われます。
まずは自分の周りにいる身近な人をモデルにで、良いと思います。


そこから、何事も始まるのですね!!

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定年退職者は“終わった人”なのか?(その2)

前回のブログで、内舘牧子さんの小説に『終わった人』
(定年退職者を主人公にした小説)の中から、定年退職者にはヒント
になりそうないくつかのフレーズをみてみましたが、その続きです。

「人にとって、何が不幸かといって、“やることがない日々だ”。誰にで
もできることでいいから、やることがたくさんあればどんなにいいか。

中には、やることがないなんて最高だ。早くそうなりたい。やることに
追われる日々から解放されたいと、いうヤツがいる。ヤツらはそういって
みたいのだ。その言葉の裏には、自分の今日の日々が充実していて、
面白くてたまらないということがある。本人もそれをわかっているから、
言ってみたい。・・・・・たった一つ、わかっていないのは、そういう日々
がすぐに終わるということだ。・・・残り桜も散る桜ということだ。」

たしかに、定年退職して1~2年ほど、こんな言葉を聴くこともありますが、
しばらくして会ってみると、充実していた人も人が変わったかのようになって
いることに出くわしたこともありますね。

そして、「定年から三カ月、最近、生きているのが幸せなのか不幸なのか、
わからなくなっている。だが、俺に必要なのは明確に分かっている。
仕事(やること)だ。決まったところに通い、こなす仕事(やること)だ」

有名な言葉がありますね、定年後に必要なのは、“今日行く”(教育)と
“今日、用がある”(教養)だと。まさにこのことですね。

「人は死ぬまで、誇りを持って生きられる道を見つけるべきだと・・・
あの時、骨身にしみた。(中略)それでは生活できないが、好きなことに
関わり続ける生涯は、誇りであり喜びだと思った」

そして、もう一つ
「学歴も職歴も消し、新しい人たちとつながる。それは、人生を二度生きる
楽しみかもしれない。(中略)自分が変わればいいのだ。社会や人心はそう
すぐには変わらない。
変わる前に、俺があの世に行くだろう。ならば、自分
が変わればいいのだ。(中略)“暇だ”とか“やることがない”とかいう言葉
で誤魔化してきたが、所属する立場のない不安は、自分の存在を危うくする
ほど怖いものだつた」と。

最期に、
「何よりも“余生”という言葉がおかしい。人に“余りの生”などあるわけ
がない。八十であろうと九十であろうが、患っていようが、生きている限り
は“生”であり、“余りの生”ではない」と。

さて、皆さんにとっては、いかがだったでしょうか?

定年退職後を生きることは、いままで生きてきた人生より何倍も難しい!
だから、少しでも早く定年後を生きる人生を考えないといけませんね!!


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定年退職者は“終わった人”なのか?(その1)

内舘牧子さんの小説に『終わった人』というのがある。
定年退職者を主人公にした小説ですが、舘ひろし、黒木瞳、広末涼子
らで映画化もされたので、ご覧になった方もいるかと思います。

小説の書き出しは「定年って生前葬だな。俺は専務取締役室で、
机の置時計を見ながらそう思った。後二十分で就業のチャイム
が鳴る。それと同時に、俺の四十年にわたるサラリーマン生活
が終わる。六十三歳、定年だ。明日からどうするのだろう。
何をして一日をつぶす、いや過ごすのだろう。」
と始まります。

定年退職後、生き甲斐を求め、居場所を探してあがき続ける
男の物語ですね!!

小説の中から、定年退職者にはヒントになりそうないくつかの
フレーズをみてみましょう。

「気がついた、俺には一緒に温泉やドライブに行くような友だちが
いない。会社の者たちは“同僚”に過ぎず、学生時代の友達とは
疎遠だ。クラス会にも行ったことがない・・・」
と、同僚はいても
友達はいないことに気が付きます!

「改めて思う。たとえ子会社であれ、俺は会社の名前でアチコチ
呼ばれていただけなのだ。老画家たちと違い、会社を離れた俺の
名前には、何の価値も力もないのだ。」


このように、定年退職者が定年して真っ先に気がつくことや、
勘違いしていた自分が情けなくなること等が、リアルに小説に
登場します。部分的には、定年退職者は必読の本かもしれません。

次回のブログでも、もう一度取り上げたいと思います。

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定年退職者は自分の「姿勢(スタイル)」を持っているか?

人の生き方とは、何かの“ものごとに対処”する時に表れ、見られる
ものである。

塩野七生さんの『男たちへ!』の中に、
「“頭の良い男”とは、なにごとも自らの頭で考え、それにもとづいて
判断を下し、ために偏見にとらわれず、なにかの主義主張にこり固まった
人々に比べて柔軟性に富み、それでいて鋭く深い洞察力を持つ男(中略)
つまり“哲学”を持っている人ということだが、哲学といってもなにも
むずかしい学問を指すわけではなく、ものごとに対処する”姿勢“(スタイル)
持っているかいないかの問題なのだ」と。

この姿勢(スタイル)というものは、どのようなものなのでしょうか?

定年退職にとっては、定年後自分はどう生きて行くのかという考えが
確立できていれば、その考えに基づく生き方が自分の“姿勢”(スタイル)
となり、その“姿勢”に基づきものごとに対処していけばいいのではないで
しょうか。


あるいは、この”姿勢“が現役時代(サラリーマン時代)に長い期間を
かけて形成されたもので、自分にとってのよりどころであり、変えられない
ものであれば、定年後もそれを貫けばいいと思います。

但し、現役時代の組織人として導かれた“姿勢”が、定年退職を経て地域人、
自由人となった時に、いつまでもその“姿勢”でいいのかどうなのかは、
周りの社会に問うしかありません!


そして、周りの社会からの評価をきちんと受け止めなくてはならない覚悟は
必要でしょう。

いずれにして、定年後においては今まで以上に自分の“姿勢”(スタイル)
が問われることになり、自分の“姿勢”(スタイル)を持っている人こそ
定年後の人生を迷わず、彷徨うことなく、賢く生けていけるのだと思います。


昔から“四十にして惑わず”といわれます。
いまの時代なら、四十を五十に置き換えてもいいかと思います。

これは、四十になっても、なお迷うということは、自分の進む道を
見つけていないということなのです。

これも“姿勢”(スタイル)に表れることでもありますね。

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定年退職したら“時間”はあってないようなもの?

「実現できないまま、今日にいたった。かえったらすぐに実行しなければ
ならない。森山の死によって、ものごとを急ぐ必要が分かってきた。」

「森山の不在が身にしみて意識される。(中略)時間を工面してでも、
もっと同級生たちに会いにくるべきだったと思う」

これらは『それぞれの終楽章』(阿部牧郎)の中に出てくるフレーズです。
50過ぎて、久しぶりに故郷へ帰って数名の高校の同級生たちに会う。
理由は、同級生の一人が亡くなり、その通夜と葬式に参列するためである。

駅に出迎えてくれた同級生と語り合い、他の仲間を入れて飲みかわす場で
語り合い、通夜・葬式の場でも語り合い、終わってからも数日滞在して・・。

こうした同級生たちとの触れ合いの中から、最初に紹介した三つのフレーズ
が出てくる。

人は元々は、未来・将来に向けてのこれからの人生、と考えるもの。
ところが、人は年齢を重ねるごとに、人生の終わりからさかのぼっての
将来・未来を残された時間として見てしまう未来に変わってしまう。


小説の中では同級生たちと関わってきた今までのいろんな出来事から、
あの時の情景を通して反省や後悔も。
あるいは、喜びも楽しかったことも。

時間がないから、急ぐ必要があることがたくさん・・・・・・。
時間を工面してでも、やりたいことがあれば・・・・・。


まさに定年退職者の多くはこのような状況なのだと思います。
時間を大切に、少しでも有効にできたらいいと思います。
そして、仲間たちとの交流も。


最期に本の中から、
「自分が多くの人々の手になる小さなピラミッドであるのを知った。
みんなの恩恵で自分はつくられた。一人で五十になったのではなかった。」

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定年はチャンスなのか危機なのか?

轡田隆史が著書の中でこのようなことを言っています。

「この春は、私にとって絶好のチャンスなのである。四十年勤めた
会社を定年で去って職を失ったこと。よくいえば、フリーになった
のだけれど、フツウに言えば月給がなくなった。」


ようは、一見危機に見えることだけど、人間、危機にある時こそ
チャンスなのであると。

さらに、「人はいろいろな意味での危機にある時こそ、発想の転換が
可能になり、何の心配もなかった時には思いもよらなかった考え方、
行動が可能になる」と。

つまり、定年退職こそ絶好のチャンスが到来したと考えるべきなのです。

さて、皆さんはどうでしょうか??

定年退職したら“これ”をやりたい!
定年退職したら“あれ”をやろう!
心に秘めていたことは、一つや二つではないはずです!

それらは、やれているのでしょうか・・・・・?
組織人としての発想から、自由人としての発想になっているのでしょうか?


チャンスと取るか危機と取るかは、あなた次第です。
危機だと捉えるなら、チャンスに変えるのはあなた次第。
チャンスに、大小はありません。

もし、チャンスだと思えないようなら、定年退職したらと、心に秘めた
“これ”や“あれ”をやるためにはどうしたらいいのかを、もう一度
良く考えてみましょう。


そして、これから定年退職に向かう人たちは、定年退職後に退職したら
と心に秘める“これ”や“あれ”を準備しておきましょう。

きっと、危機がチャンスに変わるはずです!!


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「年より上に見えるね!」ってどういう意味?

「年より上に見えるね」って言われたら・・・・・・。
あまりいい気持はしませんね。
少しでも若く思われたいと・・・日頃から思っているのに。
そして、そのためにいろいろ努力しているのに(笑)。

ところがインドでは、それは褒め言葉だそうです。
普通の同年齢の人よりも「分別のある人!」だということなのです。


55歳以上、60歳以上、65歳以上・・・きめられた年齢はバラバラ
だけれど、高齢者優待とか高齢者チケットとか、シニア割とか、
一定の年齢を超えると割引になったり特典が付く制度がやたら多く
あります。

これはこれで、金銭的優待等で、とてもありがたいことです。
この制度を断る人はいないでしょう!

でも、これらの制度は一定の年齢を過ぎた人たちをすべて一律の
人間だと、ひとまとめにしてしまうものでもあります。

「年より上に見えるね!」という人も、そうじゃない人も。
分別のある人もそうじゃない人も、ということです。

では、分別のある人とは、
「ああいう老人にはなりたくない!」って言われないような人、では
ないでしょうか?

永六輔が著書の中でこんなことを言っています。
「20歳のころから、自分が30歳になったら、40歳になったら、
60歳になったら、80歳になったら・・・ということを考えている人
は、上手に歳がとれるという。若者から、歳をとったらああいう老人に
なりたい、と憧られてこそ、本当の老人である!」と。


若いころから、年齢に応じた自分自身のキャリアをデザインしておく。
キャリアをデザインする習慣をつけておくことが、世代が変わる毎に、
ステージが上がる毎に重要なことだと思います。


五つの定年基礎力の一つに「キャリアデザインする」というのがありました。
自らのキャリアをデザインすることは、定年前も定年後も重要なのです!!

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定年退職者が敬老の日に考えること!

敬老の日を迎える2018年9月16日に総務省統計局が各種統計から見た
日本の高齢者動向をまとめたレポートを発表しました。
   ↓
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi971.html

総人口に占める高齢者の割合は27.7%ととなり、前年より0.5ポイント増
となり過去最高になったようです。

70歳以上人口は2519万人(総人口の19.9%)で前年比91万人増。
5人に1人が70歳以上となります。


75歳以上人口は1747万人(同13.8%)、
80歳以上は1074万人(同8.5%)
90歳以上は206万人(同1.6%)と、いずれも前年比増となりました。

まさに、人生100年時代を実感する数字ですね。

こうしたどんどん長寿化し、高齢者が増えて行くことは日本社会では
初めての経験であり、先輩達の今まで通りの考え方や生き方を参考と
しているだけでは、生きられなくなってくるのではないでしょうか。


今までの常識にとらわれない発想で生きて行くことが求められるでしょう。
その入口に立っているのが高齢者予備軍でもある定年退職者です。
そして、定年退職者の後ろには定年退職予備軍も控えています。

高齢者予備軍の定年退職者、そして定年退職予備軍の人たちが現状を
正しく認識して、定年後の長い時間をを見据えて、今一度人生100年
時代を生きることを、しっかりと立ち止まって考えてみてはいかが
でしょうか!


男性定年退職者だけでなく女性定年退職者にとっても同じ問題です!
「定年基礎力!」を、改めて考えてみてはどうでしょうか?

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定年後は地域に出たら“ご苦労さま”の一言を言おう!

地域では過去からいろんな人が地域のお世話をしてくれています。

定年退職したサラリーマンたちも、何かお役に立てることはないだろうか
と、はじめは探ってみますが、長年やってくれている人たちを見て、
「では、私も何かお役に立とう・・・」となかなか言いにくいし、
入りづらい雰囲気すらありますね。

このようなことはどこにでもある話しで、先輩達も悪いし(そんな
ふうには思っていないし、入りづらい雰囲気もないし、むしろ歓迎
しているのだけどと、言いながら)、またこちらも、もう一歩扉を
開ける勇気がないのも事実ですね。

でも少なくとも、地域でお世話してくれている人たちにはこの一言
「いつも、ご苦労様です」との声かけだけは、欠かさずにいたいものです。


こうして声かけ続けるうちに、何となく入りづらかった雰囲気は自然に
解消され、いつしか歓迎されながら、地域で自分もお役にたてるような
ことにつながっていくのだと思います。


戦後間もない頃、東北電力の会長をしていた白洲次郎がこんなことを
言っています。会長として管内(東北6県)の支店を視察してから
仙台の本社に戻り役員会に出席した時のことです。

「会社の役員会に出席した処、数人の役員からご苦労さまでしたと言われて
クスグッタイ様な気がした。ご苦労さまどころか方々で様々なことを教わって、
教えてくれた各支店の諸君に“ご苦労さまでした”と言いたいくらいだ」と。

この気持ち、これが本物の「ご苦労さまでした!」なんでしょうね。

ついでに、白洲次郎の有名な言葉をもう一つ。
彼が他界した時、一枚の遺言らしき書類が出てきた、そこには
「葬式無用、戒名不用」と書かれていた!!

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定年本が大ブーム!(定年本は売れないと言われたが)

「定年本」が書店に多く並んでいるのを見ます。
人生100年時代を迎えて、一種の“定年後”をどう生きるかがブームに
なっているようです。


私がこのブログを書き始めた5年半ほど前にはほとんど定年本は
ありませんでした。あったとしても、お金と年金に関するものが
大半でした。

だから、「定年後をどう生きるか?」に関してのブログを書いていこう
と思ったのがこのブログを書き始めたきっかけでした。


1年半ほど前に、あるノンフィクションライターの方から、
出版社は「定年本」は売れないと言っているということも聞きました。

それが、たった1年で今は定年本が大ブーム、専門家の予測でも世の中
何がどうなるかまったく分からないということは今も昔も一緒ですね。

でもこうして、定年後のことを皆さんが関心を持って真剣に考える
ようになったことは喜ばしいことだと思います。

現役時代にはあんなに一生懸命仕事に取り組んでいた人たちなのに、
どうして誰にでも訪れる定年後のことになると、「何とかなるさ」で
済ませてしまう人たちが多いことに警鐘を鳴らすことが私の思いでした。


私の力では何ともなりませんが、今や書店にこんなにも多くの定年本が
並んでいるのを見ると、そして購入していく人たちを見ると、定年後の
重要性に初めて気づいて行く時代になったのだと思います。

これからますます定年を迎えた人たちや迎える人たちが、高齢社会の中で
いろんな分野でまだまだ活躍して行くだろうと考えると、同年代として
うれしく思います!!

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定年後は今日を楽しむ!!

日本人は今日よりも「明日のために」生きている人種らしいと、
何かの本に書いてありました。そして、明日になるとまた「明日のために」
となってしまう、またその次の明日のためにと・・・・・。

これでは、いつ楽しむのですか?
ずっと楽しめないではないですか?

となってしまいます。

人生は楽しむためにあるのに、です。

明日のために頑張る!たしかに、これは大切です。
そして、仕事世界や、世代年代によっては今を我慢して明日のために、
という時期は、かなりの長い期間あると思います。

今日のことが明日活きてきます。
今日頑張るから、明日ゆっくり出来ることもあります。
日本人の「明日のために」は素晴らしいことだと思います。

では定年退職後はどうでしょうか?

以前は、定年後も人生80年、90年でした。
今を楽しんでおかないと、明日のことはどうなるか分からないから、と。
このように考える人が多かったと思います。

でも、現在は人生100年時代と言われています。
少し状況が、変わってきていますね。

では、どう考えるかですが・・・・・。
今日を楽しみ、明日も楽しむなんて都合のいいわけにはいかないと
思いますが、今日を楽しむことは大切、そしてそれが明日の楽しみ
にもつながっていくようなことを考えながら生きれると良いですね。


そして、定年退職後は自分の生き方、考え方等、自分次第で
今日も楽しみ、明日の楽しみにもつながっていくことは可能なのです!!

それが、定年後を楽しむと言うことです!

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定年退職者の活躍場所!!

先般、小説『定年待合室』(江波戸哲夫:潮文庫)を読みました。

あるスナックを舞台に、そこに出入りする仕事に悩みや課題を
抱えた現役サラリーマンたちがママさんに相談する。
ママさんは、そこに出入りしている定年退職者に「~さん困って
いるので、何とかしてやってよ・・」と相談を持ちかける。

定年退職者は自分の仲間の定年退職者や、定年待合室(退職準備室
で特に任された仕事もない)に入れられた後輩の定年予備軍たちを
巻き込んで、さらに自分や彼らの人的ネットワーク等を生かしながら
課題や悩みを解決してやる、という内容。

趣味等を細々とやりつつも、なかなか自分が表舞台に出る場が
無くなってしまった定年退職者が周りにたくさんいるように思います。


そして、そのような定年退職者は、元企業戦士。
そして、業界や業種も違うので、得意分野も違うはず。

ならば、このような人たちが一人では力を発揮することもなく、
また何もできないかもしれないけど、一人二人三人と集まり、知恵を
出し合い、また今までの人的ネットワークを活用すれば、多くの仕事上
の悩みや課題等は解決できることは可能です。


この小説のように様々な経歴を持った定年退職者を活用した会社も
社会にはいくつかありますが、そこまでいかなくても、身近にある
地域の課題等を解決するのに定年退職者を大いに活用したいものです。

定年退職者たちはいつでも自分の出番を待っているものです。
困り事があれば相談に乗り、ひと旗あげたいとおもっているものです。
定年退職者たちが充実、やりがい、喜びを得る瞬間でもあるように
思います。

そして、地域の課題解決等に元企業戦士の力を借りればいいと思います。
この小説から、高齢社会が進む中に、一筋の光を見つけたようにも思いました。

小説の中から、「すごいのは俺じゃない、俺の昔からの友達だ。凄い友達を
持つってこともすごいんだよ」「やりたいことをやるためには、
やりたくないこともやらないとな」

とにかく、定年退職者の元企業戦士を、どんどん利用しないと!!

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95歳のセミナー受講者!

先日「幸福を習慣化する!」というセミナーをやらせていただきました。

そのセミナーの受講者の一人が、何と95歳の男性の方でした!
まさに、人生100年時代の現実を目の当たりにした感覚です。


住まいは、会場の近くのようで一人で歩いて参加されていました。

耳が聞こえる、目もきちんと見える、そして歩ける!!
この三つに不自由していないことが、とても重要な要素です。


しかしそれだけではないのです。

知的好奇心旺盛、何よりも勉強しよう、学びたい、新しいことを
知りたい等々。
これらのことがなくては、とてもセミナーに足は運べませんね!!


おまけにこの日は、35度を超える真夏日の午後13時30分の時間帯。

これこそ、「心身ともに」とか「心と体は一体」とかでないと
出来ないことですね。

しっかりとセミナー中は講師の話しを聴き、ノートも取り、
グループ内での話し合いにも参加し意見を述べておられました。

私は感動しました、そして元気を頂きました。
セミナーに参加された他の方も、きっと元気をもらえたと思います。

このような、超高齢者の方が自分の足で歩き、現実に姿を見せて、
皆と会話をしている姿を見ることこそ、これから続く高齢者にとって
一番の元気をもらえる源だなと痛感しました。

そして、人生100年時代はもうすでに、今ここにあるのです!

セミナー終わってから少し話をさせて頂きました。
「これでも大腸がんは患ったんだから・・・」と。
元気に歩いて帰られました!!


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定年前後に整理しておきたいこと!

さて、定年を意識したり、定年退職した時に出来るだけ早く
考えを整理しておいた方がいいと思うことについてです。

まず、退職後の生活をイメージしましょう。
明るいイメージなら良いし、イメージが浮かばなかったり、
退屈なイメージしか出来なかったら、心配や恐怖を持たずに
こうありたいと思う自分のイメージを創りましょう。


定年退職前なら、まとめて取った休暇の時にどう過ごすか。
あるいは、少し仕事の時間を減らすことで自分の時間が増えること
とはどんな事か感じてみましょう。

定年退職後なら、1週間ほど何もしない日々を過ごし、
何もすることがない時間とはどんな時間なのかを感じてみましょう。


そして、自分の時間で学ぶことや喜びや好奇心を芽生えさせましょう。

心も体も大切です。読書とウオーキングやジョキング等エクササイズ
も楽しめる時間を考えましょう。

何か新しいことを初めて見たらどうでしょう。
家族や子供との時間を少し増やしてみてはどうでしょう。
趣味があるなら、もう少しその趣味を掘り下げてみたらどうでしょう。


友人の誰でもいいから、連絡を取ってみましょう。
小さな旅(日帰りや1泊旅行)でいいので、家から飛び出しましょう。
そして、一人静かにものを考える時間をたっぷり取ってみましょう。

数カ月後の自分は・・・・・?
定年後を前向きにいきていけることでしょう!!

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幸せってなんだっけ?

先般『幸せってなんだっけ?』(ヘレン・ラッセル)を読みました。

デンマークへ移住したイギリス人女性が新しい国で仕事をしながら
日常生活の日々の中で、幸せを考える内容が日記風に書かれています。

世界一幸せな国デンマーク、そこで暮らすコツが下記のようにまとめ
られています。

<strong>・信頼する
周りの人を信頼する、さらに周りの人を信頼できるようになる。

・「ヒュッゲ」をする
ヒュッゲとは心地よい時間を過ごすということです。

・体を使う
自転車に乗る、ウオーキング、ジョキング等エクササイズをする。

・美に触れる
出来る限り自分のいる環境を美しいもので満たす強調文

・選択肢を減らす
選択肢が少ないと現代生活の面倒な問題をいくつか取り除くことができる。

・誇りを持つ
自分が得意なことや得意なことを見つけて自分のモノにする。

・家族を大事にする
これはその通り。

・すべての職業を尊敬する
「女性の仕事」「男性の仕事」といったものは存在せずに「仕事」が
存在するだけ。

・遊ぶ
何歳になってもとても価値のあるもの。

・シェアする
人はシェアすることで人生が楽になり、ハッピーになれる

そして、最も大事なことは、
「幸せ」はお金では買えない!ということですね!!

著者は30代半ばと思われる女性ですが、定年退職を意識した人たち、
そして定年退職後の生活に入った人たちにも参考になるかと思います。


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世間が見ている定年退職者って??

『いい日、ひらめき』(藤岡和賀夫)の中より

「世の中には、学問も知恵もあり人格も立派で健康で、それでいて
働いていない男がいる。どういう人かって?それは定年退職者だよ。
(中略)立派な人で体もぴんぴんしているし(中略)だけど仕事がない。
朝から晩まですることがないんだ。(中略)
どうしてこういう人を遊ばせておくんだろうと。(中略)
老人に何ができるかって、老人には人生の知恵がある。
(中略)伝承、歴史、しつけ、女性なら礼儀作法、冠婚葬祭、
育児学、漬物学、みそ汁学と、要するにこれは教育である。
若い世代が古い世代の力を必要とするのは、もっぱら教育の分野
なのではあるまいか。」

さて、これについて、そうだそうだといえないところが・・・?
そして、教育の分野なのかどうかも・・・?

男性の場合、「体もぴんぴんしているし・・・仕事がない・・・
朝から晩まですることがない・・・」には納得する部分もあるのですが。

「学問も知恵もあり人格も立派で・・・」となると、
そんな人・・・いるの?ってなりますよね。

そもそも、そのように自分自身で思っているような定年退職者は
本当にごく少数の人でしょうし。

でも、よく考えてみると。
少なくともサラリーマンなら定年退職時までに約40年前後の仕事を
してきました。そして仕事を通して様々な場面を体験し、スキルを
身につけて、複雑な人間関係の中を生きて、仕事を全うして来ました。


また仕事一筋の人が多い昭和仕事人だったでしょうが、仕事以外の社会
においても少なからずの経験(社会経験)をしてきました。


これらは、年齢の長さだけで短い人よりも、語れることの数々がある
のではないでしょうか。


こうした自分の財産である経験やスキルのいくつかを
「学問」や「知恵」として誰かに話すことができたり、お役に立つ事が
でき活かすことができるのなら、
藤岡が言う「学問も知恵もあり人格も立派で健康で、・・・」
な定年退職者だと思います!!


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定年後の交友と見知らぬ人との交流!

定年退職後は会社時代の交友関係はどんどん減っていきます。

いままでどれだけ会社以外の人たちとの交流があったかどうかが
定年後の友人や仲間たちとの交流の物差しになるでしょう。
同級生、趣味の仲間等が大切ですね。

とはいっても、いままでそういう友人や仲間との関係も少なく、会社時代の
仲間も少なくなっていく中で、友人たちとの交わりをあまり作っていなかった
人たちにとっては、社会との交流がないのは寂しいことです。

『碇星』(吉村昭)のなかにこんな一節があります。

大きなショッピングセンターの無料の喫煙コーナーで時間を
持て余し気味に潰していた。何度も行くうちに、いつも会う
二人がいることがわかった。もちろんその二人も友人ではなく
たまたま来ている様子。


いつしか言葉を交わすようになり、皆定年後の時間や人生を
持て余している人たちでした。


いつしか親しくなりお互いの事や家族のこと等話しあえる間柄に。
そして、ショッピングセンターの喫煙コーナーに行くのが日課に
なってしまった。


いつのまにか三人の親密さは増して、この年齢になって得がたい
友人を得ることになった、というものです。
実際の小説での展開はもう少し複雑にはなるのですが・・・。


社会では、定年後の孤独や独居老人のこと等が言われています。
友人や家族親族の大切さ、改めてこの小説で感じさせられました。

参考になるかと思い・・・。

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人生100年時代の長寿という時間を楽しみ活かす!

先月、私が関わっている市民大学の講座でした。
「人生100年時代という長寿を楽しみ活かす」ことについて
メンバーと考える講座をしました。

今後もこの市民大学を進めて行くにあたって“学び”を気軽に、
そして当たり前に、まだまだ誰もが学べる時代として、
次の四つのことを検討しました。

人から学ぶ:会員や他のメンバーの人生を学ぶ講座
② 体験から学ぶ:会員や他のメンバーの体験
       (旅や趣味や特技)を学ぶ講座
③ 新分野を学ぶ:会員や他のメンバーの得意分野から学ぶ講座
④ 長寿化会員交流:本を紹介する(読書会的自由座談会等)・
      街歩き(歴史散策・ウオーキング等)等々


そして長寿化で想定される数々のマイナス要素(健康やお金等)も
ありますが、それ以上に考え方や生き方次第で人生100年時代を
楽しみながら生きることはもっともっとたくさんあるのでは?と。


また、他のメンバーで山好きの人からは、山は登るまでは良い。
山頂から、いざ下山しようと思うと四方八方に下山の道がある。
この下山の道を見誤るととんでもない事故につながったりする。

実際に仲間と登った時に、一人の仲間が下山の道を間違えて大変
な思いをしたことがあるとのこと。

定年退職後は“下山の人生”、下山の道を迷うことなく、
登り以上に下山の道を楽しみながら、麓に着いたら温泉にでも
入ってゆっくりと・・・そんな人生100年時代の長寿化を、
この市民大学のメンバー達と楽しめればいいなと思います。


市民大学「岐阜コミュニティ創造大学・大垣キャンパス」に興味の
ある方は連絡下さい!!

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誰もが望むこんな定年人生いいな!と、でも現実は。

最近、五木寛之が長寿化に向けての生き方についていろんな本を書いて
いますし、よく売れているようです。

少し古いですが、五木寛之の『生きるヒント』の中にこのような文章が。

「定年を延長しようという傾向がありますが、本当は文明が進むにつれて
定年をもっと早くすべきではないのか。まだ余力のあるうちに経済活動から
リタイアし、本を読んだり、花を作ったり、絵を見たり、物を書いたり
しながら、人生の収穫期を、じっくり味わうべきだと思うのです」

う~~ん・・・・・・・。
さて、どう思われますか?

こうやって過ごせれば言うことないですよね。
売れっ子作家だから言えること、できること。
お金持ちで金銭的不安が何もなければできるこという感想になりますよね。

たしかに現実はなかなかこうはいきません。
ただ、まさに生きるヒントはありますね。
「余力のあるうちに」です!
「余力のある」年齢って、何歳ですか・・・?


定年だろうと雇用延長(再雇用)からの引退であろうと、
まだその時点では「余力」が残っています。

この「余力」が残っているうちにその後の人生20年、30年に向けて
何らかの手を打っておくということは絶対に必要なことだと思います。


そのうちにとか、まだ後で、いずれその時が来たら・・・・・では、
もう遅すぎるということになるのかもしれませんから。


「余力のある年齢」、この年齢は、皆さん一人ひとりによって
考えが違うでしょうが、自分自身が考える「余力のある年齢」を
見極めて大切にすることが重要です。


そして、「余力ある年齢」こそが、皆さんの定年年齢となり、
「余力のあるうちに」定年後の人生の素晴らしい扉を開ける
ことができれば、充実した老後を迎えられるでしょう!!


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現役時代に長期休暇を楽しめた人・楽しめなかった人?

今年もGWが終わりました。
サラリーマンは現役時代には、長期休暇を取ることが出来ました。
GWの連続休暇やお盆休み、年末年始の休暇等です。
会社によっては勤続〇〇周年の長期休暇とかもあったかもしれません。

一方で、「休暇なんか取れないよ」と過酷な労働条件を強いられていた。
また、人手不足で休みなんか取れるものかという会社もあったと思います。

ここで考えたいのは、休暇が取れるか取れないの問題ではなくて、休暇を
楽しめたかどうか?ということです。


というのは、現役時代に長期休暇に入る時に、
「〇日間も休みがあるけど、暇で困ってしまう!」というように
せっかく長期休暇が取れるのに「何もすることがなくて困ってしまう」と
いう声を聞いたり、無為に過ごす人たちをなんとと多く見てきたことか。

何とかなる人は、せいぜい日帰り旅行や、一泊程度の旅行をするくらい。
積極的に長期休暇を楽しもうという発想はとてもありません。
これが現役サラリーマンの実態ではないでしょうか?

これは、休みが長く続くと仕事のことが不安になり休暇に集中できない。
まさか、会社に戻ったら自分の席がないなどという自己評価が低(笑)と
いうことはないでしょうけど。


ある意味“仕事人間”または、“長期休暇恐怖症”という新たな病例でしょうか。

定年退職後(雇用延長後も含む)は長期休暇の連続です。
いや、毎日が休暇ですから。
来る日も来る日も。

サラリーマン現役時代にたった1週間程度の長期休暇ですら、まともに
過ごせなかった人たちは、この毎日が休暇となる定年退職後の日々を
いったいどうして過ごせばいいのでしょうか?

既に定年退職になってしまった人たちは長期休暇と格闘中ですが、
これから定年退職を迎える人たちは、そうならないように現役の
今から長期休暇の楽しみ方をよく考えておいて下さい!


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定年退職者に告ぐ!

『帰宅の時代』(林望)から引用、

「いざ個人として自分に何ができるか、あるいは本当の自分らしさとは何か、
を考えようとすると、そこには何も用意がなく、空っぽで、うろたえて
しまったりするわけです。
自分がこれから先、会社という温床を離れて、自分個人の世界に立ち戻った
時に、さていったい何をしたらいいのか、いやほんとのほんとは何をしたい
のか、ということを、つくづくと考えておかないといけない。
その絶好のチャンスが今だということを。」

「また、つまりリタイアした後の人生をどう有意義に培っていくのかということを、
今から十分に意識しておかなくてはならないということです。
ある意味では、会社に打ち込む力を何割か削いででも、その力を自分自身に向けて
努力し蓄積しておかなくては、やがてしまったと思う時が、きっと来るだろうと
思うのです。」

先日、関連会社の役員の退任を迎えた友人と話す機会がありました。
退任まで約2月を残すところです。
彼は優秀な企業人、そして企業人としては十分に成功したと言えるでしょう。

ある面早く定年になって・・・・・少しは安堵と定年後の生活に期待する
ことも考えていたそうですが、いざ定年が真近に迫ってくると・・・、
色々不安な気持ちが出てきたようです。

退職後の時間、毎日何をしたらいいのか?と。
特に趣味もないし、今までは仕事しかやって来なかったから。
プライベートで外に出ることもあまり好きではないし。
このままひきこもりそうで・・・。


多くの定年退職者に言えることは、結局定年のその時にならないと
誰もが定年後の大切さに気づかないと良ことかもしれません。

但し、この友人なら現役時代の仕事ぶりから見て、きっと何かを
見つけて、彼なりにオリジナルな定年後を過ごすことだと思います。

その時にならないと誰も気づかない!
これが多くの定年退職者の現実だと思います!!


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定年と定年後を生きる選択と自由度!(その②)

『選択の科学』(シーナ・アイエンガー)の中にこんな研究の話しが
出ています。

高齢者介護施設の入居者の自己決定権の認識を調査する研究です。
長くなりますが、引用してご紹介します。

内容は、
二つの階の入居者を別々に集めた。ある階の集まりでは、入居者一人ひとり
に鉢植えを配り、鉢植えの世話は看護師がしてくれると伝えた。
次に映画を木曜と金曜に上映するので、どちらかの曜日に映画が見られる
よう予定を組んで連絡する。またほかの階の入居者を訪ねておしゃべりしたり
TVやラジオを楽しむことも許されていると説明した。
入居者にはある程度の自由は許されているが、入居者の健康は有能な職員が
責任を持って管理するというものであった。

別の階の入居者の集まりでは、入居者に好きな鉢植えを選ばせ、鉢植えの
世話は自分でするように伝えた。そして、映画の上映会を木曜日と金曜日に
行うことを告げ、どちらの日に見てもいいと言った。またお互いの部屋を
訪ねあって思い思いにおしゃべりをしたり、TVやラジオを楽しむ等、好きな
ように時間を過ごして下さいと言った。この施設を楽しい場所にできるか
どうかは、入居者次第だということを強調した。

このようにメッセージは違ったが、職員は二つの階の入居者をまったく
同じように扱い、同じだけの世話をした。

三週間後の調査では、選択の自由度が大きい入居者は、そうでない入居者に
比べて、満足度が高く、生き生きしていて、ほかの入居者との交流も盛ん
だった。三週間というこの短期間にも、選択権なしの集団では入居者の70%
以上に身体的な健康状態の悪化が見られた。

これに対して、選択権ありの集団では、90%以上の入居者の健康状態が
改善した。

そして、六カ月後の調査では、大きな自由度を与えられた、いや実は
“自由度が大きいという『認識』を与えられた”入居者の方が死亡率が
低かったことが判明した。というものです。

私たちは“自己決定権”を切実に必要としている。それがなくなると
喪失感、無力感から何もできなくなってしまう。


定年後に一番避けなくてはいけないことは、このことかもしれませんね!!

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定年と定年後を生きる選択と自由度!

定年後の生きざまは人それぞれ。
評価も何もない、自由そのものですが、自由といっても
毎日何らかの選択は必要です。


振り返ってみると、今までの人生の中での重要な出来事や仕事の実績、
仲間との付き合い、勉強ややりたいこと等たくさんありました。
これらはすべて、あなたが何かの基準で選択をしてきたからそうなった
のであり、それがあなたの人生です。

定年後自由になったからと日々何も選択せずにいたら、自由であっても
無為な人生になってしまうでしょう。

定年後も“選択”し続けながら生きて行くことには何ら変わることはありません。


ある研究によると、「社長は長生き」するそうです。
理由は、自己決定権(選択権)が大きいからだそうです。
それに加えて、自分の仕事の自由度が高いという自己認識からです。
サラリーマンは地位が高くなればなるほど自己決定権が大きくなるものです。

会社や組織にどっぷりとつかり、指示のもとで働いていた人ほど自己決定権が
少なくなります。
サラリーマンでも自己決定権や自由度が少ない人ほどストレスは高くなる
からということなのです。


この研究をどう捉えるかは別にして、定年後は会社も組織とも何ら関係が
なくなります。

定年後は、すべてを自分が自己決定(選択)すればいいわけです。

すべて自分で自己決定する!
すべて自分が選択すればいい!
自分の自由度はたくさんある!

これではじめて定年後を自由に楽しめることになるのです!!

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定年退職後の最初の壁!

定年退職はあなたにとって、早く手に入れたかったもの、
待ち望んでいたものかもしれませんが、いざ退職してみると
“壁”に突き当たってしまうのです。

この壁は“時間”という壁ではないでしょうか?
たっぷりの時間を、どう過ごしていいかわからない・・という壁。
まるで無人島に一人置かれたような・・・。


今までは、少しは自尊心が保てる仕事がありました。
時間に仕事をぶつければいいわけです。
同僚たちとの夜の付き合いもありました。

仕事の困難さや厳しい上司や、部下や取引先との関係等の壁も
ありました。それは姿は都度変われども組織の力で乗り越える
ことのできる壁でありました。

さて、定年退職後の“時間”という壁は一定の変わらない壁です。
定年退職後も一日24時間は不変の壁です。
基本はあなた一人で立ち向かう壁です。
定年退職後に出会う最初の壁が、この“時間”という壁なのです。

なぜ、壁の前でどうにもならずに突き当たってしまうのでしょうか?
現役サラリーマン時代には、定年退職してからの時間の壁を乗り越え
楽しむことに役立つことは何もしていなかったのかもしれません。


定年退職後の時間の使い方等、なかなか先輩達は教えてくれません。
聞いても、皆それぞれだからと言われたらそれでおしまいです。

現役時代に仕事以外のことをしたり、仕事以外で能力を発揮したり
することは罰だと、何となく組織的に教え込まれていたのかもしれません。


でも現実には、定年退職後には“時間”という壁が待っています。

現役サラリーマン時代から定年退職後に役立つことをたくさん
手に入れておくことです!


そして、現役サラリーマン時代から、仕事以外で能力を発揮できる
ようにしておけば素晴らしいですね!

趣味でも特技でも、奉仕でも貢献でも・・・・・!!

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定年退職時の選択!

定年退職の時に、雇用延長を選択する人が大半となってきました。
数年前までは雇用延長を選ばずに次の人生に踏み出す人も多くいましたが、
今は雇用延長を利用するのが普通になってきています。

ここで大切なことは、雇用延長制度が“窓際族延長制度”であっては
いけないということです。


かって、雇用延長制度ができ始め、定年を迎えた社員が利用するか
しないかを自由に選択するにあたって、大いに迷いながら同じ仕事で
雇用延長か、退職して別の仕事を探すか、または何もしない退職を
選ぶかの選択を迫られたわけです。

この頃に書かれた研究論文に、同じ仕事で雇用延長制度を選ぶかどうかの
判断は、定年を迎えるまでの会社人生の自分自身を振り返り、仕事の評価
が低かった人は会社に残り同じ仕事での雇用延長制度を自ら利用しないと
いう選択をする傾向があるというものでした。

ようするに、雇用延長制度を利用するかどうかの選択肢が自由な発想で
選択できた頃は、“仕事ができないという評価を受けていた定年退職社員”
は、おのずから雇用延長制度を利用しなかったということです。


会社としては、人並み以上に仕事ができる定年退職社員だけが雇用延長制度
を利用してくれるので助かっていたわけです。


ところが、今はほぼ大半の社員(現役時代の仕事の評価の高低に関わらず)
が雇用延長制度を利用して、定年になっても会社に残り仕事をするのが当たり
前となってきました。


以前は、自分は仕事ができないからとか、現役時代の仕事の評価も低いから
とか、自らで自己判断を下し雇用延長制度から身を引いていた人たちまでが
今は雇用延長制度を利用して会社に残る時代になってきたわけですね。


いわゆる窓際族と言われてきた人たちも・・・・・。

人は誰しも(特に定年退職年齢後)社会のためや人のために貢献したい。
いつまでも現役で生きがいをもってやりたいという気持ちを持っている
ものです。

“生涯現役”とよく言われますが、意味を取りちがえてはいけないと思います。
“暇つぶし”のためだけで、雇用延長制度を利用していないでしょうか??


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定年退職の季節に想うこと!

年度末は定年退職の季節ですね。
企業によっては、定年退職に該当する年齢になった時(お誕生日)の
月末という場合もあるようです。

雇用延長が当たり前になってきたりしていますが、いずれ「定年」は
来るでしょうし、雇用延長制度を活用しても一旦は「定年」になる
わけで、いろいろ想うことはあるようです。


定年退職を向かえる人にとって、一番つらいのは仲間との別れでは
ないでしょうか。今の部署、過去の部署すべてに共に仕事をした仲間
がいます。特に親しかった仲間との別れに寂しさを感じる定年退職者
も多くいます。

一方で、送る側の社員も寂しかろうと思いきや、実に冷静で何ら感慨を
持っていないのが普通です。なかには、「何も仕事をしないで給料泥棒
していいたくせに、なにがお世話になりましたか・・・」なんて、冷たく
言われている人もいるかもしれませんね(笑)。

よほど恵まれたエリート官僚や、財界にも名を聞く企業経営者ならともかく、
一般企業の並みの役員連中なら一般社員と何ら変わることなく、なかには
一般社員にも劣ると思われる役員もたくさんいます。この人たちも一般
社員と変わらず、会社を定年退職してしまえばただの人。
何の保証もなく、第二の人生を自分で探しかありません。

さて、話は最初に戻りますが、「定年退職の季節に何想う」ということですが、
サラリーマン時代の感慨に浸るもよし、明日からの未来を明るく描くもよし、
淋しさと不安から落ち込むのもよし・・・何でもあるのが定年退職です。

でも問題が一つあります、それはこの状態が20年、30年以上続くと
いうことです。人生100年時代なら40年近くも・・・です。

どうやってこの“長~い“年月を生きて行くか?
とにかく早く何らかの手を打つことが大切です。

“定年基礎力”を基に、考えてみてみればどうでしょうか!!

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定年後、高齢者は何歳から?

2017年1月に日本老年学会と日本老年医学学会は、
「高齢者の定義と区分」について発表しました。

65歳から74歳を「准高齢者」
75歳から89歳を「高齢者」
90歳以上を   「超高齢者」としました。


ちょうど昨年は「人生100年時代」と騒がれました。
私が大学院で定年退職者の研究(「定年基礎力」)をしていた
7年ほど前までは人生90年時代」と言われていたものが、
わずか8年ほどで「人生100年時代」になってしまいました。

長寿化を病気や医療費や年金不安ととらえるなら、長寿化はマイナス要因
ともなるのかもしれませんが、若々しさ、時間がある、自己投資もできるし
学び直しや友人との交わり、趣味や興味の広がり等プラス要因として捉えれば
長寿化は何よりも歓迎すべきことだと思います。

長寿化をなによりもポジティブにとらえることが重要だと思います

ただし、この高齢化(長寿化)も男女で見ると、その差は激しいようです。
男性にとっては厳しいですが「7・5・3現象」というものがあるそうです。

元気な人は、
70代では、女性100人とすると男性は70人
80代では、女性100人とすると男性は50人、
90代では、女性100人とすると男性は30人、だそうです。

う~ん・・・・・だとすれば・・・・。

65歳から74歳の准高齢期の10年間を(もちろんそれ以前の50代、60代)
どのように生きて行くかが、その後の長寿化時代(人生100年時代)に向けて
の大きな課題のように思います!!


そして、定年基礎力!も。

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定年後の市井の語り部たちの声

先日、永六輔さんの『大往生』を読みました。
既に読まれた方も多くいらっしゃるかと思います。

本の中から、我々の年代の心に残しておきたい語りを拾ってみました。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをおもく、
おもいことをおもしろく」(井上ひさしの言葉)


そして名もない人たちから、
病院の医師、看護師、患者によって投稿されたもの
・福祉より薬が生んだ長寿国
・古稀という語が死語になる長寿国
・死ぬ人がいなくなりそうな健康誌
・百薬を飲みすぎ万病で入院中
・待合室患者同士が診察し
・見舞客皆医学の解説者
・糖尿病の話しではずむクラス会
・風邪ひいて卵酒飲む薬剤師
・カロリーを説く保健師も太りすぎ
・人生は紙おむつから紙おむつ

さらに、
「俺は歳をとったという不安もあるよ、でも歳をとってないんじゃない
かという不安もあるねぇ」


「ハゲになったり、白髪になったりして嘆くことはありません。
ハゲたり、白くなったりするまで生きられたとおもえばいいんです」

「元気な老人は、疲れた若者に優しくして下さい」

「旦那は定年後のことをいろいろ考えているんだけど、私は未亡人に
なってからのことを考えているの」

「タフですねと言われるようになったら、身体に気をつけなさい」

「朝食に何を食ったかは忘れてもいい、朝食を食べたことを忘れなければ
それでいいんです」

「寝るっていうのは、結構エネルギーが必要なんです。老人が早起きする
のは、そのエネルギーがないからです」

「美しく老いるなんてわけがありません、美しく老いる努力をすると
美しく老いる場合がある、といわなきゃ」


「病人が集まると、病気の自慢をするんですよね、もちろん
重い人が尊敬されるんです」

「老いは平等だが、病はその対処によっては老いと別の覚悟が必要に
なってくる。老いは受け入れればいいが、病は闘って勝たなければならない。
負ければ死と直面する」


なるほど、たしかに、~(笑)、たまにはこんな本を読むのもいいものです。

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定年退職後は孤独なのか?

定年退職、それは会社から離れ家庭や地域・地元に生きる中心を
移すことです。今までの会社を中心とした仲間関係も大きく変わります。

定年退職後、そこは孤独な場所なのでしょうか、それとも周りの人
たちに囲まれた温かい、楽しい場所なのでしょうか。

高齢者の“孤独”について言われることが多くなりました。
孤独死とか、独居老人とか・・・・・。
一方で、五木寛之氏は『孤独のすすめ』という本も書いておられます。


個人一人ひとりがどう感じるかであり、自分を取り巻く環境も皆異なる
ので、一概に論ずることはできないと思います。

ただ、このような事実がニュースにありましたので書いておきます。
               (1/17 AFPニュースより)

イギリスに「孤独担当相」という大臣が新設されました。

メイ首相は、あまりにも多くの人々が置かれている現代の暮らしの
悲しい現実に対処するためだそうです。イギリス社会の孤独問題に
取り組むということです。

また、メイ首相は「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という
問題に向き合い、高齢者や介護者、愛する人を失った人々・・・・話をする
相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が直面している孤独
に対し、行動を起こしていきたい」と述べたそうです。

“話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手“の部分は、定年退職後
をどう生きて行くかによって、先々大きく差が付いてくるように思います。

これは、私たちも今後は考えておく必要があるのではないかと思います。

ちなみに、イギリスでは人口6560万人のうち、900万人以上が常に、もしくは
しばしば孤独を感じているそうです。イギリス赤十字社は、孤独と疎外
は「隠れた流行病」であり、引退から別離・死別など人生の様々な節目
ですべての年齢層に影響を与えていると指摘しています。

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定年退職者の妻たち!と、定年退職者のキャリア自立!

ある本に、定年退職者の妻たちのこんな声が掲載されていました。

「月に一、二度主人と外食することがあるんですが、会っても話題が
ないんです・・・結局、二人ともじっと黙って、早くご飯が来ないかな
・・・ばかり考えているんです」


「私は主人と一緒に旅行をすると、息が詰まってしょうがないんです。
たまにはいいけれど、できたら気の合った友達と行きたい。その方が
心から楽しめます」


そして、老人ホームの理想的な使い方は、昔から仲良しだった女房たちが、
それぞれ夫を亡くしてから一緒に落ち合うことだと。


いかがでしょうか?
でも、何故こんなふうになるのでしょうか?ということですね。

ずっと前から夫婦で楽しむことをしていた、また共通の趣味や話題を豊富
に持っている。相手の興味関心事にこちらも興味関心を示す等々、長い時間
かけて共に創ってきたことがないと・・・こうなりかねませんね。

今まではバラバラだったけど、私は定年になったからこれからは何事も
一緒に、ということでは決してうまくいくわけがないことは当然ですね。

だったら、定年退職者は今から自分で自分の楽しみを見つければいいのです。
興味関心のあることを探し出して、やってみればいいのです。

そのことに奥さまたちは興味関心を持ってくれるかもしれません。
あるいは、手伝ってくれることも一緒に付き合ってくれることもあるかも
しれません。

自らキャリア自立して!ということです。

そして、男たちも仲の良い男友達らと一緒に飲食したり、旅行にいけば
話は尽きることがないくらい楽しいのですから!


定年退職したからといって、終わりではなく、いつまでも自分自身の
キャリア形成とキャリア自立が必要なことは言うまでもありません!


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サラリーマンひとすじの定年退職者は・・・?

高齢になって何かで表彰を受けた人や文化勲章などもらった人は
インタビューを受けると「この道ひとすじに頑張ってきたので・・」
とか、「報われないときも頑張って、長い間やってきたので・・」等
答えていますね。

さて、長い間サラリーマンとして定年まで勤め上げたあなた、
このように堂々と答えられるでしょうか?

サラリーマンひとすじ、これも堂々と胸を張って言えることだと
思いますが、何となくこの道ひとすじと言いにくいのですね。


ひとすじとは、何となく仕事の中身を言わなくちゃいけないような、
そんな気がするからです。

多くの定年サラリーマンは、確かにサラリーマンひとすじであっても、
もっと専門的な「〇〇〇にひとすじ」がないのかもしれませんね。

これはどうしてでしょうか?
サラリーマンには自分から主体的に、あるいは能動的に決めた仕事や分野
がないからですね。


辞令一枚で部署異動や配置代え、転勤や出向命令、これらに従うことで
長い間サラリーマンひとすじでやってきたからです。


そして、なにか「ひとすじ」を究めたかったかも知れませんが、
会社があり、組織があって、その傘の下にいたいじょうなかなか
できなかったということです。


私は堂々とサラリーマンひとすじでいいと思いますが、定年になったら
どうでしょうか?会社も組織も、そういった大きな傘ももうありません。

今から何か主体的に、能動的に、自分の意思で決められる「ひとすじ」
を作ってみたい気はありませんか?


長いサラリーマン時代も「自己実現したい」という気持ちを多くの
サラリーマンは持っていたと思います。


定年後は「○○○ひとすじで」と言えるものがある定年諸先輩方を見ると
うらやましく思います。

定年退職者は男女問わず、「定年後は○○○ひとすじ」を見つけたいものですね。

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定年期の人生の発達課題とは何か?

エリクソン(Erikson,E.H)は人間のライフスタイル全体を8つの
発達段階に分けました。

では、60歳以降の発達段階では、円熟期と呼び「自我の統合」か
「絶望」かと特徴づけています。

この「統合」とは、それまでの人生を振り返って、よかったこと悪かった
こと、成功失敗すべてをひっくるめ、自己肯定できるということです。


これをクリアすればその人は、それまでの人生を物語ることによって、
若い人に自分が得の知恵や教訓を残すことができる。

逆に、「こんな人生を歩まなければよかった」としか思えないようなら
そこには「絶望」しか残らない」(2005・金井)としています。

人生生きている限りいくつになっても発達課題があるということです。
それは、人間は一生をかけて成長、発達を継続しなければならない。
そして、いくつになっても生涯発達できるのが人間だということです。


なかには上手く統合できない人もいるでしょう。
その場合、この機会に自分の人生をもう一度見直してみることが重要です。

過去の延長でしか生きられないと思ってしまったら、成長すら出来ません。
どんどん痩せ細った人生になって行ってしまいます。


定年期という人生に一度の大きな節目を迎えた時こそ、多くの気づきを
得るチャンスなのです。

何も新しいことを始めることだけではありません、現実を注視して、
出来ることがきっとあるはずです。それをベースにして、生涯成長、
生涯発達につなげていって下さい。


5つの「定年基礎力!」も、ヒントになるかもしれません。



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定年を意識したら、あるいは定年退職者はまず“自分探し”を!

自分探し、したことありますか?
若者はいつも自分探しをしています。

特に就職を決めるときには一生懸命自分探しをします。

自分は何が得意なのか、何がやりたいのか、何ができるのか、自分の
価値観は何か等々・・・・・。そして、どんな仕事に就きたいかと。

定年を意識したあなた。
定年退職者のあなた、自分探ししたでしょうか?
それとも、今自分探し中なのでしょうか?

定年を意識した今こそ、自分探しを。
定年退職したら、自分探しを。

サラリーマンは、長いサラリーマン時代に、すでに自分が何者なのか、
自分が何をしたいのかさえ分からなくなってしまっているのです。


これからは自分らしく生きたい!
もっと素直になって個性を発揮したい、可能性を見つけてみたい。
定年を意識したり、定年退職をきっかけに自分探しをしてみましょう!

あなたは何がやりたいのですか?
あなたが子供のころからやりたがっていたのは何ですか?
あなたができることは何ですか?
あなたのこれだけは譲れない価値観は何ですか?等々
素直に自分自身に聞いてみて下さい。

自分探しは若者だけの特権ではありません!!

一度でいいから、今自分探しをしておくことで、これからの人生が楽しく、
また楽に生きて行くことができるのではないでしょうか。


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定年の不安は定年男性も定年女性も同じなのか?

NIKKEI STYLE のWOMAN SMARTに、こんな記事がありました。
60代・70代女性100人のアンケートから。
定年前にやってよかった&やっておけばよかったこととは?

やってよかった
・健康の維持・増進          79.3%
 ・定年後も楽しめる趣味を持つ     63.5%
 ・職場以外で友人をつくる       50.8%
 ・定年後の生活のための貯蓄      45.2%
 ・公的年金の受給額の確認       33.3%
 定年後が怖いと言いながら、実態を知らないのが一番怖い!と

 やっておけばよかったこと
 ・定年後の生活のための貯蓄      42.2%
 ・定年後の生活のための投資      25.1%
 ・定年後も活かせる専門技術の習得   22.6%
 ・公的な資格の取得          19.2%
 ・自分の住む地域で知り合いをつくる  18.6%
 資格を取っても、人とのつながりがなければ仕事は得られない!と

さて、皆さんはどう思われたでしょうか。

この結果から見ると、大枠では定年男性と定年女性と基本的な考えは
同じように思います。

お金、健康、いきがいが三つの柱であることは当然です。
そして、お金をつくる、健康を維持・増進する手法は同じです。

問題は、“いきがい”をどうつくるかです。
生きがいづくりのプロセスはひとそれぞれ異なります。
生きがいづくりの手法が皆、異なるのですね。


この生きがいづくりのプロセス、手法についてが私が関心を持ち
大学院の研究テーマとして研究したことなのです。

それが『定年基礎力!』です。
もう一度考えてみて下さい。(過去のブログをご覧ください)

そして、もうひとつは定年男性と定年女性の定年後の課題も異なって
くるように思います。少しは過去のブログでも書きましたが、いずれ
きちんと整理したいと思っています。


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定年退職後は小さくても“よろこび”を見つけ貯える!

老人ホームで孤独に一人さびしい生活を送っているように見える
老人でも、どんな小さなことでもいいので、今まで生きてきた中で
の数多くの“よろこび”を自分の思いでとしてたくさん持っている
人は幸せに生きているそうです。


毎日一つ、どんなに小さなことでもいいから「うれしかったこと」
「よろこんだこと」「わらったこと」「たのしかったこと」「いいこと
できたなとおもったこと」などをメモでもいいから書いておく。

書き続けて行くと、数ヶ月経つと、日々の人生の毎日がとても幸せな
気分になっていくとも言われます。

よろこびを感じることを習慣化してしまえばいいわけですね。

そして、その気になって、よろこぼうと自ら受け入れる気持ちに
なっていると、“よろこび”は向こうからやってくるものなのですね。

「うれしかったこと」「よろこんだこと」「わらったこと」「たのしかったこと」
「いいことできたなとおもったこと」をたくさん持っていることの集大成が
人生なのかもしれませんね。

そのためにはいろんなことに興味を持つこと、好奇心の目を広げることを
心がけて行きたいですね。

そして、これからもこれらを探そうと思えば、やっぱり自ら行動し、
機会を見つけ多くの人たちとふれあいながら謙虚な気持ちで人の
話を聞いていくという姿勢が大切なことは言うまでもありません。


もう一度、以前のブログに書いたことですが、
「一番人気のあるホステスさんやホストさんはどんな人?」
美人美男であはりません、「人の話しをよく聞いてくれる人です!」

※ご質問・ご意見等はこちらへ ⇒ runnermori@m6.cty-net.ne.jp
プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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