定年後、高齢者は何歳から?

2017年1月に日本老年学会と日本老年医学学会は、
「高齢者の定義と区分」について発表しました。

65歳から74歳を「准高齢者」
75歳から89歳を「高齢者」
90歳以上を   「超高齢者」としました。


ちょうど昨年は「人生100年時代」と騒がれました。
私が大学院で定年退職者の研究(「定年基礎力」)をしていた
7年ほど前までは人生90年時代」と言われていたものが、
わずか8年ほどで「人生100年時代」になってしまいました。

長寿化を病気や医療費や年金不安ととらえるなら、長寿化はマイナス要因
ともなるのかもしれませんが、若々しさ、時間がある、自己投資もできるし
学び直しや友人との交わり、趣味や興味の広がり等プラス要因として捉えれば
長寿化は何よりも歓迎すべきことだと思います。

長寿化をなによりもポジティブにとらえることが重要だと思います

ただし、この高齢化(長寿化)も男女で見ると、その差は激しいようです。
男性にとっては厳しいですが「7・5・3現象」というものがあるそうです。

元気な人は、
70代では、女性100人とすると男性は70人
80代では、女性100人とすると男性は50人、
90代では、女性100人とすると男性は30人、だそうです。

う~ん・・・・・だとすれば・・・・。

65歳から74歳の准高齢期の10年間を(もちろんそれ以前の50代、60代)
どのように生きて行くかが、その後の長寿化時代(人生100年時代)に向けて
の大きな課題のように思います!!


そして、定年基礎力!も。

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あなたにとって長寿化はプラス、それともマイナス?

先日「人生100年時代の生き方・考え方、そしてこれから
どのように計画を立て、長寿化時代を描くのか」的なセミナーを
やりました。

長い生涯で何が変わるのか?過去の長寿化モデルは役に立つのか?
そして、長寿化時代に必要なものは何か?等々についてです

まず参加者の皆さんに、長寿化によって自分の身の回りで起きると
想定されることをたくさん書きあげてもらいました。


10個以上20個近く書いてもらった後に、それぞれ書いたことを
自分にとっての長寿化のマイナス面に属すると思われるものか、
それともプラス面に属すると思われるものかに分けてもらいました。

さて、マイナス面、プラス面、どちらが多いかと思いますか?

書きだしたことのほとんどがマイナス面に関してのことだったのです。
せっかく長寿化時代で、長生きができるというのに・・・・・です。


たしかに病気の心配、認知症は大丈夫だろうか、介護が必要になった
らどうしよう、・・・・・心配事はいくらでも出てきますね。

一方のプラス面では、長生きできるようになったら、まだまだやれることが
たくさんある。趣味を楽しめる、旅行もいろんな所へ行ける、新しいことや
もう一度学びたいこと等の学び直しもできるし、時間をかければ楽しいことも
いっぱいあるから、という発想になかなかなれないのですね。


どうしてだろう?と、考えてみました。

それはきっと、自分の人生を(自分のキャリアを)これからどのように
描いていき(デザインして)、自分のなりたい姿やありたい姿について
じっくり考える機会がなかったためではないのかという、気がします。


自分自身のキャリアについて考え直す機会を持つ、機会を作る。
自分自身のキャリアについて、キャリアカウンセラー等に相談する。
定年後やセカンドライフに関するセミナーや講座等に出て見る。

自分自身のこれからのキャリアについて考えることで、人生100年時代
の長寿化で、自分にとってプラスの面がたくさん描けるようになるのでは
ないでしょうか。


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定年後に、趣味あるの?

6月に私が関わっている市民大学の講座の一つとして、
『セカンドステージにおいて大切なもの!』と題して
セミナーをやらせてもらいました。

13名の方が参加されました。
大半がすでに、定年退職した方及び定年に見合う年齢の方です。

セミナーの中で、最初に四つのことを聞いてみました。

これからの人生やりたいことが ・ある・ない
自分は人の役に立っていると  ・思う・思わない
地域の役や、団体から声をかけられたことが  ・ある・ない
仕事や家庭以外に居場所は  ・ある・ない


ほとんどの方が、ある、思う、ある、ある、と応えられました。
定年後の人生において意識のある、意識の高い方たちだと思いました。

途中、次のようなことを聞いてみました。
“趣味”ありますか?と。
ほぼ全員が、ある、というような顔をされていました。

そこで、さらに聞いてみました。
この1週間で、今考えた自分の“趣味”にどれだけの時間を使いましたか?

10時間から20時間使ったと、一人の方が手を上げました。
5時間以上は、二人。
この方たちは、本当に自分の趣味を楽しんでおられると思います。

ところが、ほとんどの方は、1時間~2時間程度だそうです。
1週間に、自分が趣味だと思っていることにつかった時間が
わずか1時間~2時間程度ということに、どう思われますか?


わずか1時間~2時間程度しか時間を使わなかったことを
“趣味”と言えるのでしょうか。
ひょっとしら、“趣味は無い”も同然ではないでしょうか。
“趣味は無い”ということではないでしょうか。


このように、本当に楽しみながら、時間を費やしながら
ある意味夢中になれる“趣味”などなかなか見つからない
ものではないでしょうか。

“趣味”というものは、そう簡単に見つかるものではないし、
まして、本当に楽しみ、時間を費やし夢中になれる趣味などは
定年後に見つけようとしても、見つかるものではないという
ことですね。


定年退職前から好きなことやりたいことを、どんどん自分の趣味に
していきましょう。楽しみ、時間を費やし、夢中になれることを・
・・・ですね。

楽しめる趣味もなかったとしたら・・どうやって時間を過ごすのでしょう。

定年後の一日一日は長いです!
そして、長いです・・・人生は!!

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定年退職後は「人に教えてあげるために」本を読む、もっといいのは「自分が楽しむために」本を読む!!

年退職後は「人に教えてあげるために」本を読む、
 もっといいのは「自分が楽しむために」本を読む!!

ある本から引用します:

おすすめなのが、「自分の成功のため」に本を読むってことを卒業して、
「人に教えてあげるため」に本を読むっていう方法です。
つまり、「アウトプットのためにインプットしよう」ってことです。
本を読んで、講演を聞いて、アウトプットしよう。
その知恵や情報を誰かに話そう、書こう、行動しよう、何かを変えよう。
人間だって食べてばかりじゃ死んじゃいます、出さなきゃね。
読書も、良い知恵を学んで、誰かに教えてあげようって想いで読むとすごく
集中できるし、読むのも自然に早くなるのです。
そして、実際に、その知恵を人に話すと、脳のしわにものすごく深く刻まれる。
人に話そうと思うから、前後関係も考えるじゃないですか。それもおもしろく
話そうって考えていると、自分ならではの知恵に育っていくのです。
これをやり始めると楽しいですよ。
今の時代、ホームページとかブログとか、ネットの掲示板とか、いろいろ
便利なツールもあるので、そういうのを利用して、どんどん、誰かに伝える
読書を実践してみてはどうでしょうか?
   『まず、人を喜ばせてみよう』(清水克衛)

さて、どうでしょうか?
私は「人に教えてあげるために」はともかくとして、
「自分が楽しむために」本を読むことが“楽しい”です。


最近の私は、時間のある時には古い本箱から、何となく昔一度読んだ
にもかかわらず内容を忘れてしまっている本で、興味のある本を
引っ張り出しては読んでいます。


昔読んだ本だけど、何か引かれるものがあり再び手にしてしまう本です。
実は、こうした本を読んでいる時間をとても楽しく感じています。

こうして、「自分が楽しむために」だけ本を読む、この時間が
とても“贅沢な時間”に思えています!


読書に関するブログは、後日改めてしっかり書いてみたいと思っています!!

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自分が「年をとったな」と思った時、老人になるのです。

私たちは自分が「年をとったな」と思った時、老人になるのです。
そして、自分の気持ちの持ちようで若くもなれば、年をとることにもなります。
わかっているけど・・・・・ですね。


岡田達信さんの『絵本はこころの処方箋』の中で、
こんな絵本が紹介されています。

『だってだってのおばあさん』(佐野洋子 作・絵)。
「だって私はおばあちゃんだもの」という言葉が口癖で
どこにもでかけたがらない99歳のおばあさんです。

99歳の誕生日に、おつかいへいったネコがケーキにたてるローソクを
川に落としてしまい、5本だけのこったローソクでお祝いをしました。
5歳の誕生日になってしまいました。

翌日からおばあさんの口癖は「だって私は5歳だもの」にかわって、
ネコといっしょに遊んだり楽しんだりするようになりました。
そして、「私、どうしてまえから5歳にならなかったのかしら?」って!

「だって、私は・・・・・・だ」
「だって、私は・・・・・・だから」
「だって、私は・・・・・・だもの」


このように年齢に限らず、いろんなことに縛られていることがありませんか?

サラリーマンは「会社依存型人間」ですから、依存体質です。
そのまま定年退職になれば、そのままの「依存型人間」です。

サラリーマンは所属している会社の流儀や社風に縛られます。
それは、簿記の知識よりも社内の流儀やや人間関係に精通している方が
会社では尊重されるからです。

いろんな呪縛から自分を解きほどいてやる、そして自己認識を変えて見れば
新しい人生も見えてくるのではないでしょうか。


これも、“定年基礎力”なのでしょう!

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定年退職したら、ごきげんに!!

定年退職したら、ごきげんに!!

柏木恵子さんの『大人が育つ条件~発達心理学から考える~』の中で、
「自分の人生を回想する語りの中で現れる感情体験を、喜び、楽しさなど
肯定的感情と、悲しみ、苦しみ、嫉妬など否定的感情に分けてみますと、
加齢とともに否定的感情の語りは少なくなり、肯定的感情について多くを
語るようになってきます。
この変化は程度の差はあれ、日米に共通して
見られます。」と書かれています。

また、「高齢者は自分史を語るインタビューの中で、異口同音に『50歳を過ぎた
頃から人の気持ちがわかるようになり、自身の怒りや恨みなどの否定的感情を
制御できるようになった』と述べています。」(守屋2003)

「このような加齢に伴う変化には、自分の人生の持ち時間を意識することも
与っています。そう長くはない自分の未来を意味ある心地よいものにしたい
との感情の自己規制です。」と

このように、人間は年をとればとるほど“肯定的感情”が増えてくるようです。

であれば、定年退職をいかに“肯定的”に捉えることができるかが大切に
なってきます。


私の研究でも、定年退職を好機でもあるかのように“肯定的”に迎えた人は、
定年退職後の生活も肯定的に考えています。


このような肯定的な感情から、その後の地域活動や社会貢献活動、あるいは
趣味を活かしたり特技を活かしたり、そして何らかの仕事(報酬の有無を問わない)
に就いたりしていることが分かっています。

これから定年を迎える人達には特に定年退職をどのように捉えるか?
自分自身の過去の棚卸から見えてくる未来(定年退職後)を“肯定的”に
とらえられるような何かを探してみて下さい。


肯定的に考えるのか、否定的に考えるのか、自分次第です!!

肯定的なものを見つけられれば、そのひとなりの定年退職後の人生は
意味のある心地よい人生になっていくことでしょう!!


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定年退職者は、いつから老人になるのか?

定年退職者は、いつから老人になるのか?

定年退職後は、いつから“老人”になるのか・・・?

元アメリカ大統領のジミー・カーターは著書の中で、
「いつから老人なのだろうか?」について、

① 自分は老人だと考えるようになった時老人になる。
② 動くのがおっくうになり他人に頼るようになって、体や頭をなるべく使わない
ようになり、付き合う相手を限るようになる。


そうして、「こうなる時期は年齢と密接に関係しているわけではない」と言っています。

どうでしょうか?
定年退職後は、いつから老人になるのか?は、やっぱり
それぞれの考え方次第、そして生き方次第によるということですね。

「年齢と密接に関係していない」となれば、同級生でも
老人になっている人と老人になっていない人が同級会に集まるって
ことになるのでしょうか。

ただ、これからの10年、15年の間には、ジミー・カーターのいう①、②に
思い当たることも出てくるかもしれません。

なぜこんな話になったかと言うと、先月の敬老の日に各地で敬老会が行われていました。
一昔前は、若いお世話する人たちがお年寄りを盛り上げて敬老のお祝をしていました。

最近は、敬老会の中でも比較的元気なお年寄りが中心となってお年寄りの手で
企画運営して、敬老会を盛り上げているようです。
元気なお年寄りが多いことと、お手伝いする若い人たちが少ないからでしょうか?

さて、何歳からが、敬老会なのでしょうか?
敬老会への参加基準年齢は?


地域によっては60歳からというところもあるようです。
これだと、親子二世代で敬老会メンバーというのもありますね。

65歳から、70歳から、・・・・・とか地域によっては敬老会への参加基準は
バラバラのようです。

年金支給開始年齢と同じで、どんどん参加年齢が引き上げられていくのでは
ないでしょうか。でもこちらの参加年齢引き上げは元気な高齢者が多いこと
につながりますので、大いに歓迎ではないでしょうか。


敬老会事情は、今後まだまだ変わりそうですね。

定年後の今、充実していますか?と、聞かれたら・・・

定年後の今、充実していますか?と、聞かれたら・・・

定年後の今、充実していますか?と聞かれたら、どのように答えますか。
「今、充実している!」このように答えられたら最高ですね・・・・。

定年後であろうが現役サラリーマンであろうが、“今この時が充実している”ことが一番です。

「過去は充実していたが・・・今は、どうも・・」これでは、みじめだし、悲しいですね。
「今は充実していないけど、いつかきっと将来には・・」これは、先々楽しみではりますが、今現在充実していないのでは・・・少し残念で寂しいですね。そして将来は充実するのかどうか?これも不安ですね。

「今、充実しています・・・これから先はもっと充実できるように・・・を、しています、
・・・を、楽しんでいます。」・・このように答えられれば幸せですね!


定年後も地域でいきいき活動している人たちに、「今、人生充実していますか?10点満点で今何点ですか?」
答えて下さいと、21名の人に聞きました。

ほとんど人が7~8点と答えました。

今、いきいきと充実していると思われた人たちでも、7~8点です。
この人たちの多くは、まだ7~8点、さらに今していることを充実させて10点を
目指したいと頑張っている人たちでした。

今、充実していますか?
この答えを考えるには、現役時代に充実していたことや過去の栄光をひとまず横に
置いておいて(過去の栄光として捨て去るのではなく)、新たな充実を見つけ出す
ことから始まるのではないでしょうか?


そのヒントは・・・”定年基礎力”の中にあるのかもしれません!

小さな変化で、中年の危機~いきいきシニアへ!

小さな変化で、中年の危機~いきいきシニアへ!

『シニアシフトの衝撃』(村田裕之)の中に、ジョージ・ワシントン大学の心理学者ジーン・コーエンは
人の心理的発達段階で60代前後~70歳を「解放段階」と述べているということが書かれている。

「解放段階」では、何かいままでと違うことをやりたくなる傾向がある、と。
例えば、サラリーマンを早期退職して沖縄に行ってダイバーになる。あるいは、スーパーでパートのレジ
打ちをやっていた女性がダンスの先生になる。このような一種の「変身」が起こりやすくなるのが、この
「解放段階」であるというわけです。

これは、この年齢の人たちは、すでに定年退職をし、子育ても終了し子供も自立、場合によっては親の介護も終了する(中には親の介護が始まる年齢でもあるが)など、ライフステージに大きな変化が起きる年代であることによる。

「中年の危機」という言葉がある。
これは、中年(40代、50代)にさしかかると、身体的な老いを自覚するようになり『もう若くはない』と
感じたり、『自分の人生はこれでいいのだろうか』、『他にやることはないのだろうか』など、残された時間
から人生の焦り、寂しさ、虚しさを感じ、このような心理的葛藤から、今後の人生に対して漠然とした不安を
抱える状態」をいう。

これらのことに、ようやく60代前後~70歳が、「残された時間は限られている」ということに気づき、ならば
「いままでやれなかったこと、やりたかったこと」をやってみたいという心理的な変化の起きやすい年齢

最も近いのかもしれない。

そうはいっても、何も大きな変化が起きなくてもいい。
何かやりたいことをやってみる小さな変化、いくつかの身の回りの小さな変化が、中年の危機で感じた
心理的葛藤から、解放してくれることだろう。

いままでやれなかったこと、やりたかったことを、小さな変化でいいからやってみる。
こうして、中年の危機に気づき、認めることで、人は次のステージへ成長発達していくものである!


いままでやれなかったこと、そして「やりたかったこと」・・・ありますか??
それらは、自分の中で、見つかって・・・いますか??



プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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