”定年”という言葉!と『定年基礎力!』

”定年”という言葉!と『定年基礎力!』

前回のブログでは、4つの定年について書きました。

一方、定年退職しても雇用延長(=定年再雇用)などで、そのまま今までの会社で、今までと同じ職場で、今までと同じ仕事で、働き続ける人が多くなってきました。

職場(部署)は代わっても、仕事は代わっても、今までの会社でそのまま働くことには変わりはありません。

なんとなく周りから見ていると、その人の”定年”は、何を持って定年?というのかがあいまいになりつつあります。もちろん、いったん定年退職してから、再度雇用される(雇用延長=定年再雇用)場合がほとんどなので、
本人は「定年退職したけど」・・・、周りからは「昨日までとどう違うの?」ということです。

このようなことから、”定年”という言葉・・・もう無くなってもいいのじゃないの?って、言う人もいます。

皆さんは、いかがでしょうか??

私は、”定年”・・・これは何かの節目。
本人にとって、何かを終わり、何かを始める、そのための節目として”定年”は必要だと思います。


会社での人事制度上の”定年退職”以外に考えられる”定年”とは、、
本人がもうそろそろと、今行っていることから降りよう、今行っていることを終わりにしよう、等考えた時が
”定年”だと考えます。今行っていることが報酬の伴うものであっても(例えば雇用延長、有償の仕事)、
報酬が伴わないものであっても(無償の地域貢献活動やボランティア)、降りよう、終わりにしようと本人が
思い、降りたり、終わりにした時が”定年”だと思います。

そして、『定年基礎力!』、これは仮に雇用延長(=定年再雇用)したとしても、いつか終わりがあります。
その時には、改めて『定年基礎力!』が問われることになります。


何かの節目が”定年”だとしたら、節目ごとに『定年基礎力!』を問い直してみるのもいいかもしれません!!
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定年退職と地域デビュー

定年退職と地域デビュー

先日のNHKEテレ「団塊スタイル」では、定年退職後の地域デビューについて放映がされました。

「定年」、一つの通過点としてとらえる。
「定年」という言葉自体がよくない、とか。

「定年」について考えてみましょう!

「定年」には、4つの定年があります。
「定年」には、自分で決められない定年と、自分で決めれる定年とがあります。

①役職定年:企業ではある年齢からマネジメントの役職を解かれ、部下なしの管理職になるなど。
②会社定年:いわゆる定年、60歳で定年退職(いったん定年退職したのち65歳までの雇用延長など)

③仕事定年:一般に会社定年退職後の活動からの定年を言う。ボランティアや地域活動からの引退や、
      定年退職後の再就職などの仕事からの引退など、定年退職後に何らかな活動で報酬があるなし
      にかかわらず活動していたことからの引退。そろそろ自分も引きどきかなと言う感覚。

④人生定年:人生の最後。残念ながら、あの世からお誘いが来る。

これらの中で、①、②、④、の定年は自分で決めることができない。なぜなら、①、②、は会社が決めてくれる。
④、は神様が決めてくれる。

ところが、③、は自分で決めることができる「定年」です。

定年退職後に、報酬のあるなしに関係なく、自分が仕事に就いたり、地域などで様々な活動をしたり、
地域貢献や社会貢献活動などで過ごす中で、そろそろ体力や気力もなくなってきたし、そろそろ引きどきかなと?と思えば、引退すればいい。一昔前の、ご隠居さんのようなものかもしれない。

そして、この③の「仕事定年」をしようという決定は、誰かが決めるのではなく、、4つの定年の中で、
唯一「自分で決めればいい!」のです。

自分がいつ決めてもいい「仕事定年!」

この「仕事定年!」を、何歳にするか?それは、・・・皆、人それぞれ・・・!!

定年退職の皆さん、さあ~、この先素晴らしい自ら決める仕事定年まで・・・何しますか??

もう一度『定年基礎力!』考えてみましょう!!

地域活動と定年退職者たち

地域活動と定年退職者たち

本日は地域活動団体の交流会がありました。
NPOや任意団体などが、活動の発表や紹介・展示などしながらの交流会です。

若い人から高齢者まで、幅広い年代の人たちが活動しています。
その活動の主力を担っているのが、団塊世代を含めた”定年退職者たち”です。

こうした地域の活動に参加している定年退職者たちに最も必要なのは、仲間との平等意識です!

ところがサラリーマン(企業人)にありがちな、前職やその地位にこだわっている人たちには
仲間に入って行く能力がないのです。地域の活動では誰もが平等という意識を醸成し、身につけて
行く能力がいまさらながら求められるのです。

また、地域の活動の場ではこまごまとした雑事がたくさんあります。
打ち合わせなどで使用する机や椅子を準備する、片付ける。資料のコピーを取る、お茶の準備もある、
ごみを片付け・・・気が付いた人を中心に手の空いている人が交代で行うなど、臨機応変な対応が
求められます。


ここでも、前職で地位の高かった人は何でも部下にやらせていた、係りの者がやってくれていたため、
こういった雑事をこなす能力に欠けています。

定年退職後は肩書も地位もありません。
一個人として、あの人は何者か?と自分が問われます。

地域の活動では、基本的に皆平等です。
活動の中で、自分はどうふるまうかを決めなくてはなりません。


サラリーマン(企業人)が、地域の活動の場で経験するいろんな事は、定年退職後も地域で20年、30年生きて
いくために、自分自身が発達成長していくにはなくてはならない経験になるはずです。

そういう意味から、定年退職後の地域での活動の場は、定年退職者の「生涯発達・キャリア発達の場」なのかもしれません。

人は生涯発達します!

定年退職後の地域での活動、社会貢献活動、趣味のサークル活動、特技を生かした活動、仲間づくり等々・・・
これらは、定年退職者の生涯発達の入り口でもあるようです!

小さな変化で、中年の危機~いきいきシニアへ!

小さな変化で、中年の危機~いきいきシニアへ!

『シニアシフトの衝撃』(村田裕之)の中に、ジョージ・ワシントン大学の心理学者ジーン・コーエンは
人の心理的発達段階で60代前後~70歳を「解放段階」と述べているということが書かれている。

「解放段階」では、何かいままでと違うことをやりたくなる傾向がある、と。
例えば、サラリーマンを早期退職して沖縄に行ってダイバーになる。あるいは、スーパーでパートのレジ
打ちをやっていた女性がダンスの先生になる。このような一種の「変身」が起こりやすくなるのが、この
「解放段階」であるというわけです。

これは、この年齢の人たちは、すでに定年退職をし、子育ても終了し子供も自立、場合によっては親の介護も終了する(中には親の介護が始まる年齢でもあるが)など、ライフステージに大きな変化が起きる年代であることによる。

「中年の危機」という言葉がある。
これは、中年(40代、50代)にさしかかると、身体的な老いを自覚するようになり『もう若くはない』と
感じたり、『自分の人生はこれでいいのだろうか』、『他にやることはないのだろうか』など、残された時間
から人生の焦り、寂しさ、虚しさを感じ、このような心理的葛藤から、今後の人生に対して漠然とした不安を
抱える状態」をいう。

これらのことに、ようやく60代前後~70歳が、「残された時間は限られている」ということに気づき、ならば
「いままでやれなかったこと、やりたかったこと」をやってみたいという心理的な変化の起きやすい年齢

最も近いのかもしれない。

そうはいっても、何も大きな変化が起きなくてもいい。
何かやりたいことをやってみる小さな変化、いくつかの身の回りの小さな変化が、中年の危機で感じた
心理的葛藤から、解放してくれることだろう。

いままでやれなかったこと、やりたかったことを、小さな変化でいいからやってみる。
こうして、中年の危機に気づき、認めることで、人は次のステージへ成長発達していくものである!


いままでやれなかったこと、そして「やりたかったこと」・・・ありますか??
それらは、自分の中で、見つかって・・・いますか??



プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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