女性の声、それは男性の声でもあるのです!

女性の声、それは男性の声でもあるのです!

今から30~40年前の1970年代に書かれた神谷美恵子さんのエッセイ
『いのちのよろこび』にこんなことが書かれています。

いまもし経済問題、家事、育児から解放されたら何をしたいと
思いますか? という主婦への設問に対して主婦達の回答は、

① 国内外の旅行、②読書、③勉強、④「書くこと」、
⑤よりよい社会づくりのためのグループ活動、社会奉仕
だそうです。


主婦のSさん(30歳)は「まず好きな本を読み、演劇を見、音楽を聞き、
夫と旅行するだろうか。そして気のあった友人と研究会もしよう。(中略)
・・・でもやっぱり私は自分の土俵がないのだ・・・(中略)・・・
まず自分のしたいことをその場限りのものでなく、自ら編み直さなくては
ならないと思う」と記しています。

さて、ここに記されたこと、何か定年退職者が定年退職後にやって
みたいこと、考えてみたいことに、似ていませんか?


主婦への、これから先の生きがいについてどう考えますか、との
質問に対しては、
主婦Bさん(42歳)は、「女の一生を20年ごとに区切って考え、
20歳までは自己形成期、40歳までは家庭づくり、60歳までは
自己に生きる自己中心期、80歳までは老成茫々安定期・・・
60歳までは自分のことだけに精力を使いたい。夫であっても他人の
ために生きるのはイヤ。生きている間は自己に忠実に生きたい」と
記しています。

Jさん(37歳)は、「10年先には子どもたちも巣立っていくことで
あろうし、その後は自分のために行きたい・・・今後はテレビ大学
(放送大学のことか?)ででも、また読書からでもゆっくり勉強したい。
・・・そしてその後の生涯の生きがいとなるものを見つけたい」と
述べています。

どうでしょうか・・・定年退職者の皆さんもこの主婦の人たちからの
“ヒント”、たくさんあるのではないでしょうか!!


ちなみに、この頃から「最近ではハーバードのラドクリッフ女子大が
とくに主婦を大学院に入れることをやり始め、好評なので他の大学も
これに倣う傾向があります」とも記されています。

今は、定年退職後に大学や大学院に入ることも選択肢として
あるのではないでしょうか??


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定年退職を意識したら、あらためて友達を大切に!!

定年退職を意識したら、あらためて友達を大切に!!

友情の大切さ!について、
『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア)から引用します。

「家族が一番大切だけれど、同年代の人間との付き合いも必要だ。
(中略)・・・友達がいなかったら、私はとても孤独な老人になっていただろう。
子供たちも孫たちもいるから、人恋しくはないだろうが、同じ考えを持つ同年代
の人たちとの関わりが欲しくなっていたと思う」


「短い時間でも友達と過ごせば、母親や父親や祖母や祖父でないときの本当の
自分を思い出すのにね」と語っています。


私が研究した5つの定年基礎力の一つに、
「仲間を求め育てる力!」があります。

これは、社外の仲間(学生時代の友人や地域の仲間たち)との関係強化や
関係再構築は、仲間の中での自己再確認の場であり、交流頻度を増やしたり
関係性の質を高めることを行うことの大切さを言っています。

特に、友達とは会社関係の友達ではないというところが重要です。

私の研究でも、
ある人は、「会社の人間とも付き合うが、飲みに行っても面白くない。
昔の話ばかりで、新しい話しがない。満足感がない。」と語っています。

また別の人は、「(中略)・・・会社の仲間は、うわべは付き合っているけれど、
本当はイヤ。同じ部署で固まっていて、昔の話ばかりしていて何も面白くない。
利害関係もなく、何ら気を使うことのない同級生仲間はいい。」と、同じような
ことを語っています。

もう一つ大切なことは、出来れば上下10歳くらい離れている友達とも付き
合うことができれば同年代だけでは味わえない世界も楽しむことができます。


さらに、上下10歳くらい離れた異性の友達がいることが、新しい知見や
考え方等を楽しむことができるので、素晴らしいことだと思います。


定年退職を意識したら、真の友達を大切に!!

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定年退職とプライド!

定年退職後は、プライドを捨てられることがが、プライドじゃないか!

今年のプロ野球セリーグは、「広島カープ」が25年ぶりに優勝しました。
残念ながら日本シリーズでは敗れましたが、完璧なセリーグ優勝でした。

この優勝への原動力としては、昨年広島カープに戻った二人のベテラン
の力が、何といっても大きいでしょう。

アメリカ大リーガー、ニューヨークヤンキースから戻った黒田。
そして、阪神タイガースから戻った新井です。

昨年オフに、新井はボロボロになって阪神から広島に戻った。

そのことを、黒田は「彼のすごさを感じたのは、プライドを
捨てられるのが、彼のプライドじゃないかと思う。どうしても
年齢がいって過去の実績がある人は、それを捨てられない人が
たくさんいる」と表現している。


この“プライド”を捨てる・・・・・これがなかなかできないのです。
言うことは簡単ですが・・・・・。
捨てれないですね。


そこで、我々はこのように考えてみてはどうでしょうか。
「元々プライドなんて、ないのだから」と。

何がプライド何でしょうか・・ということです。
私たちは、一流のプロ野球選手ではありません。
何かを成し遂げた一流のビジネスマンでもありません。
一流の行政マンなんて、めったにいません。

私たちには、元々捨てるとか捨てないとかいう、プライドは無いのですね。

少しばかりの“譲れない価値観“=信念を大事にしていけばいいのでは
ないでしょうか。それに従って生きて行くことができれば、社会に上手く
適応しながら、人生の後半戦を自分らしく楽しく生きて行くことができる
のではないかと思います。

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プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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