定年予備軍や定年退職者は年相応に・・・・・??

春日武彦の著書『老いへの不安~歳を取りそこねる人たち、
老いることはむずかしい。』に、こんなことが書いてある。

「自分は初老期に位置している・・・それにしては貫録もないし
深みもない。落ち着きもなければ他人に年輪を感じさせること
もできない。・・・どうやって、キチンと歳を取ったらいいのか
分からない。しかも、自分の周囲を見回し、世代の近い人間を
眺めて見ても、彼らも上手く老人になれそうに思えない・・。」


たしかに、こんな感じであることは実感しますね。

そもそも、もう少しで定年とか、定年退職したけど・・・という
人たちには初老という様子は全く見られないし(私も含めてだけど)、
何よりも「“若い”ですね」という言葉が真っ先に出てしまうことが
多くあるように思います。


長寿化が進む中で、当然ですが高齢の人たちが多くなればなるほど
60歳~70歳くらいまでは「まだ若いですね!」で通ってしまう年齢
になってきたということでしょう。

では、「まだ若いですね!」と言われているくらいでは、春日武彦の
いう「貫録もないし深みもない。落ち着きもなければ他人に年輪を
感じさせることもできない。」年齢ということなのでしょう。

当然、「どうやって、キチンと歳を取ったらいいのか分からない。
しかも、自分の周囲を見回し、世代の近い人間を眺めて見ても、
彼らも上手く老人になれそうに思えない・・。」になるのでしょう。

貫録がつき、深みがあり、落ち着きも出て、他人に年輪を感じさせる
初老の人間になるのはもう少し時間がかかるということになりますね。

そして、貫録がつき、深みがあり、落ち着きも出て、他人に年輪を
感じさせる初老の人間になろうと思えば、定年前からであったり、
定年退職した直後であったり、いずれにしても日々の生活を充実させ
て、初老になってもいきいきと活動しながら過ごすことが大切です。


あらためて「5つの定年基礎力」をまず自分自身にあてはめて見てください。
できているものとできていないもの、代わりになる自分のオリジナル等々
時々チェックしながら、“まだ若い”を堪能して下さい。

まだまだ定年には?と思っているあなたも、今から準備して下さい!

※ご質問・ご意見等はこちらへ ⇒ runnermori@m6.cty-net.ne.jp
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定年を意識したら自分に投資を!

投資といっても、金融財産を増やすための金銭的投資ではありません。
あなたの定年後の人生をよりよいものにするための“投資”です!

現役中であっても、定年を意識したらその時々の状況に応じて、何らかの
投資をしていけばいいのです。小さくしか投資ができない時は小さい投資で
いいのです。少し余裕が出てきたり、力の入れ具合が変わったりして大きく
投資できる時は大きく投資をすればよいのです。


学び直しのための投資。
見聞を広げるための投資。
自分のアイデンティティを変えるための投資。
趣味や特技を磨くための投資。
新しいライフスタイルを見つけるための投資。
仲間と出会うための投資。
仲間とより親密になるための投資。
地域へご恩返しするための投資。等々


そして、このような投資は経済環境等の周りの影響を受けません。
ですから、投資の目減りなど心配することもありません。

投資すれば投資しただけ、投資に見合うリターンが得られることになるのです。
何だか、楽しい投資のように思えてきますね。

以前にこのブログでもご紹介しましたが、「幸福学」の中に、
“物を買うより経験を買う”方が幸福を感じるというのがあります。


経験を買う(経験をする)ことも立派な投資です。

余暇時間があれば何かに“投資”をすることで、人生は豊かになり、
特に定年後の人生においては活き活きと充実して楽しみながら過ごす
生活が待っているでしょう。そして、より“幸福”を感じられる
のだから、こんないいことはありませんね。

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長寿化で人生三毛作かつ、作る作物はいろいろ?

長寿化が進むと、今までの「教育→仕事→引退(=定年)」という順番に
ステップしていくことが変わったり、ステップの順番もゴチャゴチャに
なったり、それぞれのステージでも変化が現れる。


「教育→仕事→教育→仕事→引退」とか、
仕事の途中で学校(大学院等)へ行き、専門性を学んだあと後仕事に戻る。

「教育→仕事→引退→仕事→引退」とか、
引退した後、暇を持て余してもう一度仕事を探し、その後に再び引退する。

「教育→仕事→引退→教育→引退」等々です。
引退した後に、引退後の夢であった学び直しをしてから、引退する。

「教育→仕事→引退→引退」
引退を社会貢献活動(報酬の有る無しともに)中心の後に、旅行や趣味や特技
を楽しみむ引退に変へていく。

まだまだいろんなケースがあるかと思います。
要するに長寿化が進む中では人生全体を通して、三毛作や四毛作、五毛作も
可能であり、かつその中で作る作物もいろいろあります。


自分にとって最もやりがいのある人生(畑)で、やりたい作物を
作っていくことができればいいわけです。

長寿化で、むしろ可能性が広がることを前向きに考えて行くことが
これからの人生を楽しく、活き活きと生きて行くことになると思います。


私は、“学び直し”がお奨めです。
いつでも、いくつになっても何かを学ぶということは喜びです。
何を学んでもいいのです、好きなこと、興味のあること等。
かりに、行動(学校や勉強会等)できなくても、書物があります。
自分の好きな分野なら、何でもいいわけですからね!!

そして、もうひとつの素晴らしいことは、学んだことから関連分野に
また広がっていき、新しい世界に触れることも出てくるのですね。

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プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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