定年退職のキャリアチェンジ

定年退職のキャリアチェンジ

学習院大学の今野浩一郎先生がこんなことを書かれている、「定年がなく、体力と気力がある限り働き続ける自営業を営む人たちは、高齢期になると、体力などに合わせて事業を縮小したり、働き方を変えたりしてキャリアの方向を自然に変えている。ビジネスパーソンにも、それが求められるのである」と。(エルダー・2013年12月号)

「ところが「のぼる」ことしか知らないサラリーマンにとって、この切り替えは苦しい選択であり、特に役員・部課長などの管理職経験者は「のぼる」キャリアの成功者であり、「のぼる」キャリアに強くこだわってきたので、なおさらそのように感じるだろう」とも書かれています。(同上)

定年退職者が定年を迎えた後は、自営業者の方と同じで、「自分という企業の個人事業主」として生きていくことになります。そのためには自分という商品(自分のキャリアや経験、能力、人格等)を使って、少なくとも定年後の自分の人生を自分で切り開き・開拓して成長させていかなければなりません。

そして、そこには「個人事業主」としての資質が問われることになるのです。

切り開き開拓するということは、どういうことかというと、
自分の趣味を見つけ楽しみ、仲間を求め自分の存在を確認し、居心地の良い居場所をつくり、役立ち感を持って何かに貢献出来る自分を置き、ありたい自分をキャリアデザインすることです。


こうした能力は、まさに『定年基礎力』そのものだと思います。

そしてこれらを一つずつ自分の中で成長させていき、定年後もいきいきと過ごせる自分を確立していくことです。

生涯発達心理学によれば、人間は死ぬまで成長・発達することは可能であるということになります。

定年退職は、自分という企業の個人事業主へのキャリアチェンジです!!
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR