定年退職者のキャリア発達と生涯発達

定年退職者のキャリア発達と生涯発達

赤瀬川原平の著書に『老人力』というのがあります。

「えーと、ほら、あの、あれに出てた・・・そうそう、あれでしょ。
あの、ほら、あれ・・・・」そうです、わかっているけど名前がなかなか
出てこない。彼はこれを「老人力が付いてきた!」と表現しました。

老人のように感じることがあれば、「自分も老人力が付いた!」と喜ぶのです。
老人のようになればなるほど、老人力が付いた(どんどん老人に突き進む)と
老人になることを喜び楽しむ発想です。

前向きな(笑)、老人への生き方への新しい世界かなと、楽しく読むことが出来ました。

決して老人になることに抵抗するのではなく、しっかりと受容するということです。
このような生き方こそ自然体に老人人生を受け入れることだと思います。
これはこれで、素晴らしいことです。

そうはいっても・・・自分の中で、「まだ老人ではない!」と抵抗する部分と、
「老人力が付いた!」と喜べる部分と、相容れない葛藤もあるのでしょう。

この「老人力」は「定年基礎力」から「老人基礎力?」へのキャリア発達、
生涯発達の過渡期の中でみられることのように思います。


定年基礎力から老人基礎力へのキャリアチェンジ、このキャリアチェンジを
スムーズに移行させるには、「老人への危機」を受容し認める力が必要です。


そして「老人力が付いた」という認識こそが生涯にわたるキャリア発達、
生涯発達への重要な能力要素となるのではないでしょうか。


友達がこのようなことを言っていました。
「映画や美術館、バスなどは割引があるのでその年齢になり、楽しめる健康が
あればいいなと思います。老人として使えるものは利用しようということですね。
こう考えると、“老人”というものは楽しみながら、奥も深いですね。

いずれ、誰しも”老人“になることは間違いないことのようです!
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プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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