定年への準備と、そして60歳~65歳で決まる!

定年への準備と、そして60歳~65歳で決まる!

心理学者のレビンソン(Levinson,D.J)は、『ライフサイクルの心理学』
(講談社学術文庫2003)の中で、「60歳~65歳」を“老年への過渡期”
としています。


人間は、「ある発達期から次の発達期への過渡期はライフサイクルにおける
重大な転換期になる」。すなわち、人間の発達過程にはこうした不安定な
過渡期があるからこそ意味があり、それをくりかえす。


そこでいったん立ち止まり自己と深く対峙し、自分とその周辺、環境を
じっくり見つめ直すことによって、自己のキャリア(生き方)をさらに
質的に新しく発展させる自己再生のための好機であるといえるのです。

この時期に自分の「過去・現在・未来」を分析、再評価し今後のキャリア
の方向性を慎重に最終決定する重要な時期であるのです。(宮城2004)


またレビンソンは、過去に終わりを告げ、未来をスタートさせるには
過渡期が必要である。過渡期には、その人の人生におけるある時期に
区切りをつけなければならないとしています。

その結果として何かを失うことになってもそれを甘受し、過去を見直して
評価し、過去のどの面を捨て、どの面を残すか決め、未来への希望と
可能性について考える。(中略)

過渡期が終わるには、(中略)重大な選択を行って、新しい生活構造を築き、
その中で生活し、その生活を向上させていく用意ができた時に過渡期は終わる。
としています。

さて、50代(少なくとも55歳)から定年に向けての準備を滞りなく行う
ことで、それに続く60歳からの過渡期を定年後の生活を充実させる期間
としての土台を作ることが、その後の人生をさらに素晴らしいしいものに
していくことになるのでしょう。


この意味からも、定年退職前から準備する5つの『定年基礎力!』を
改めて考えてみて下さい!

・「趣味を楽しみ活かす力」
・「居場所を作り行動する力」
・「仲間を求め育てる力」
・「役立ち感を育み創造する力」
・「キャリアデザイン力」 が5つの『定年基礎力!』です。

※ご質問・ご意見等はこちらへ ⇒ runnermori@m6.cty-net.ne.jp
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プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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