定年“うつ”って?

定年うつとは、

定年退職後にうつ病、もしくはうつ状態になり無気力となり
自宅に引きこもり外にも出ずに・・・・・というような話を
聞くことがあります。


現役時代のうつも大変ですが、定年後のうつもセカンドライフも充実
させることができなくなることで、こちらも大変です。

現役時代のうつは大きく分けると4つに分けられます。
一つは過重労働、二つ目は職場の人間関係、三つ目は仕事上のミスや
トラブル、そして四つ目に家庭の問題を抱えた、です。

このように現役時代は現実的な問題が原因となりうつになる場合が
ほとんどです。周りの人たちや、思い当たることもあるはずです。

さて、定年退職者は現役時代のような現実的な問題はもう起こりません。
唯一、家庭の問題はなくなるわけではありませんが、うつになる要素は
ずいぶんと減るはずです。ところが・・・・・なのです。

では、定年“うつ”というのはどんな原因があるのでしょうか。

原因は喪失感、虚脱感、無気力感などでしょうか・・・・・。
仕事がない、名刺がない、肩書がない、部下がいない。


なかでも、現役時代にやり手と言われていた人や仕事一筋人生だった人。
仕事終わってからの飲み会、休日のゴルフや付き合いゴルフに接待。

今までに、自分の時間をどのように楽しむとか、自分の時間をどのように
使うのかなどを考えたことのない人たちです。

せっかくのこれからも20年、30年と続くセカンドライフ。
“うつ”になったら大変です。
うつにならなくても“うつ状態”の人はもっと多くいるのではないでしょうか?

こうならないためには、とにかく現役時代と定年退職との、
ものの考え方を変えるしかないのです!!

それは、あなた自身がやるしかないのです。

定年を意識したら何歳のときでもいいのです。
少なくとも50歳から55歳くらいまでに・・・60歳では遅いのです。
定年退職に向かうには、ソフトランディングする期間が必要なのです!!


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定年退職後の孤立は危険!

定年退職後の孤立は危険です。

現役の時は会社関係含めて多方面な付き合いがあるのは当然です。
日々の付き合いから「少しは逃れたい」、そう思うことあったはずです。

ところが、定年退職後はこの会社関係のお付き合いが“あっという間”
になくなってしまいます。毎日、「連絡来ないかな?」と携帯電話を
にらみながらの日々へと変わっていきます。

待てども待てども、携帯電話はなりませんね。
当たり前ですね、会社を去った人間には会社からや昔の仲間からも
そうそう連絡してまで会いたいと言われることはありません。
まして、取引先等もってのほかです。もうすでに忘れられたかも?

そうなると、何もすることもなく、家族以外に他に地域や趣味仲間等
お付き合いする人もいないようなら・・・どんどん孤立していきます!

孤立しないためには、何らかの形で社会とつながっていないといけません。
では、どうやって社会とのつながりのきっかけを見つけたらいいのでしょうか?

それは、まず何でもいいから、どんなことでもいいから、
「人の役に立つ!」ことを考えてみてはいかがでしょうか?


5つの定年基礎力の一つに「役立ち感を育み創造する力」があります。
社会のために、人のために、何かご恩返しをする気持ちを持っている人は
定年後も地域でいきいき活動ができるというものです。


現役時代は仕事一筋、人の役に立つなどと考えることもなかったでしょう。

社会のために、人のために役立とうと思えば、あなたの身の回りにも
必ず何かが見つかるのではないでしょうか。


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定年退職後の社会とのつながり

定年退職後の社会とのつながり!

サラリーマンは長年にわたり、仕事を通して社会とのつながりを持ってきました。
ところが、仕事を離れた日常生活の場や、特に地域の場では社会と向き合う
経験はほとんど持っていません。なかには全くといっていいほど経験のない人も
いるかもしれません。

そういうサラリーマンが、定年になり仕事から離れると、日常の社会から
隔離されたような不安を感じてしまう。孤独感、孤立感に似たものでは
ないでしょうか?


その時、はじめて社会と自分との関わりを考えるようになります。

サラリーマンの時に経験した社会は、仕事の取引先であったり、顧客であったり、
仕事に関連する世界でした。また仕事(職場)での人間関係は、いつも“仕事”
が介在した人間関係でした。

定年退職してからの人間関係は、日常の生活であったり、地域の話題であったり、
趣味や特技の交流であったり、妻や子を介在したり、町内行事や町内奉仕活動等々、
“仕事”を介在する余地は全くありません。


どう、しましょう??

あたりまえですが、定年退職前から“仕事”が介在しない関わりを自分の中で
作っておくことができればいいですね。休日には、まずは自分の身の周りの
いちばん身近なところで、何か自分が関われるものがあれば覗いてみましょう、
参加してみましょう。


月曜日になれば、また“仕事”を介在した世界に戻って行けます。
オンとオフというより、両方ともオンだと思って、二つの自分を
作り上げていくことができれば、自分の幅も広がりかつ定年後に
向けての新しい世界の構築につながっていくことでしょう!!

定年退職した直後は、「定年になったら、まずこれに手を付けなければ!」と
思うことがたくさんあり、忙しくも充実した日々が生まれると思うものです。


しかし・・・・・そう長くは続きません、サラリーマンの時とは異なった
社会との関わりを嫌でも意識しないといけなくなる日常が・・・・・避けて
通れない日常が・・・・・そこに待っているのです!!


そのためにも、早いうちに「定年基礎力!」の充実を!!

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やっと定年、仕事から解放された・・今こそやりたいことを!!

やっと定年、仕事から解放された・・今こそやりたいことを!!

定年退職した、あるいは雇用延長も終了した、
さてこれからは新しい生活が始まる!!
今までの人生で最も楽しい時!と、思われる人は多いのではないでしょうか?

さて、そんな時に『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア)より、

「けれど長年待ちこがれてきた自由を手に入れ、ようやく新生活が
始まったばかりのある日、ひどく体調が悪くなった。・・・数日後、
不治の病で、すでにかなり進行しているという診断が下った。・・(中略)
・・生涯夢見てきた生活はもう実現できない。遅すぎた。・・(中略)・・
どうして、やりたいことをやらなかったのか・・・どうして強くなれ
なかったのか・・・。自分に猛烈に腹を立てている。」

そして、
「私を見て、・・・もうすぐ死ぬのよ。死ぬの!自由になって自立する日を
ずっと待っていたのに、それが叶ったときにはもう遅いですって!」

これは、誰でも突然に訪れるかもしれないことです。
それも、誰にでも平等に起こりうる可能性のあることです。


気づいいたときにはもうどうにもできないので、
他の後悔よりも怒りが激しいのですね。
だからこそ、伝え置きたいことなのですね。

仕事を優先しなくちゃ、家族がいるから、世間体を考えて・・・・・。
今はやりたくてもやれない、もう少ししたらきっと・・・・・。
1年後にはやろう、5年経ったら何が何でもやろうかと、・・・・・。


やりたいけど、先送りしてきたこと、いろいろありますね。
先送りしなければならなったのでしょうね。
今やりたくても、いろんな制約があって、できないこともありますね。


もう一度、自分がやりたいこと!!
考えてみましょう。

仕事をしていたら、仕事との兼ね合いは?
先送りするなら、その理由は?
制約があるなら、外すことはできないのか?

人には何をしても、たくさんの後悔はつきものです。
ですから、少しだけでもやりたいことを、今!やっておいたらどうでしょうか!!


明日があるかどうかは、本当に誰にもわからないのですから・・・・・!

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この年齢、もうそんなに荷物は持って行けない!

この年齢、もうそんなに荷物は持って行けない。

NHKの番組「スイッチインタビュー達人達(たち)」より

前半と後半でゲストとインタビュアーを「スイッチ」しながら、
それぞれ の「仕事の極意」について語り合い、発見し合う、
いわばクロス×インタビュー番組に、俳優で喜劇役者の「藤山直美」と
俳優の「香川照之」が出演していました。

現在57歳の藤山直美に香川照之がインタビューします。
「60歳になって、どうなっている」と。


藤山直美は「役者の寿命が富士山の頂上だとしたら、私はもう中腹以上に
行っている。これから酸素が薄くなるぞ、本当に必要な荷物こそ担げないぞと。
それまではミネラルウオータ―余分に持っていくとか、お菓子もいれとこか、
とか・・・もうすぐ頂上へいかないといけないから、これとこれだけと荷物を
まとめておく。空気が薄くなり、頭もフラフラする、だから最低限の荷物で
上ってこいよ!と。この3年間が教えてくれそうな気がする。」


このように答えていました。

さて、定年退職者のあなたはどうでしょうか?
本当に必要な荷物、最低限の荷物・・・もう考えないといけないですね。

サラリーマン時代にあれもこれもと身に着けていたもの。
まだまだ捨てきれずに、たくさん残して、持ったままにしていませんか?
もう、必要ないものがたくさんありますね。


そして、今こそ必要だと思っている荷物も・・・ありますね。
これからだからこそ、必要になってきたものですね。
このような荷物は大切にまだまだ持っていましょう!

自分にとって本当に必要な荷物がわかっていればいるほど、
これからの人生は楽しく生きられるのではないでしょうか??


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自分が「年をとったな」と思った時、老人になるのです。

私たちは自分が「年をとったな」と思った時、老人になるのです。
そして、自分の気持ちの持ちようで若くもなれば、年をとることにもなります。
わかっているけど・・・・・ですね。


岡田達信さんの『絵本はこころの処方箋』の中で、
こんな絵本が紹介されています。

『だってだってのおばあさん』(佐野洋子 作・絵)。
「だって私はおばあちゃんだもの」という言葉が口癖で
どこにもでかけたがらない99歳のおばあさんです。

99歳の誕生日に、おつかいへいったネコがケーキにたてるローソクを
川に落としてしまい、5本だけのこったローソクでお祝いをしました。
5歳の誕生日になってしまいました。

翌日からおばあさんの口癖は「だって私は5歳だもの」にかわって、
ネコといっしょに遊んだり楽しんだりするようになりました。
そして、「私、どうしてまえから5歳にならなかったのかしら?」って!

「だって、私は・・・・・・だ」
「だって、私は・・・・・・だから」
「だって、私は・・・・・・だもの」


このように年齢に限らず、いろんなことに縛られていることがありませんか?

サラリーマンは「会社依存型人間」ですから、依存体質です。
そのまま定年退職になれば、そのままの「依存型人間」です。

サラリーマンは所属している会社の流儀や社風に縛られます。
それは、簿記の知識よりも社内の流儀やや人間関係に精通している方が
会社では尊重されるからです。

いろんな呪縛から自分を解きほどいてやる、そして自己認識を変えて見れば
新しい人生も見えてくるのではないでしょうか。


これも、“定年基礎力”なのでしょう!

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定年後の、第二の人生は、第一の人生の延長線にはあらず?

定年後の、第二の人生は、第一の人生の延長線にはあらず?

「第二の人生は、第一の人生の延長線にはあらず、
まったく新しい人生なのだ」
と、
川北義則氏がその著書『みっともない老い方』の中で書かれています。

延長線上なら、まだなんとかなる。
ところが、新しい人生となると、そうはいかない。
何もないところから、新しい人生を構築していかないといけないからです。


そして、多くの人は第一の人生の延長線上に、第二の人生があると考えており
当然そのように生きていこうとしているからです。


もちろん、その方が楽なのです。
ところが、“新しい人生”となると・・・どうしたらいいのでしょう。
そんなこと、考えてもいなかった!


そこで、考えてみましょう。
人間は第一の人生がいかに恵まれていても、第二の人生で、
みじめな思いをしたのでは、幸せな一生だったとはいえませんね。


第二の人生をよりよく生きようと思えば、第一の人生より第二の人生を
よりよい人生、充実した人生、楽しい人生、そして幸せな人生にしなければ
ならないですね。

そのために、“新しい人生”(=第二の人生)が大切になってくるのです。

人は歳を取ってくると、「昔はよかった!」と口走ることが多くあります。
誰にもあることですね。昔を懐かしむことは良いことでもありますが、
今現在に何か不満や不安等があるので、昔を思い出すことで自分を元気に
させることに使うこともあります。

ですが、これでは新しい人生は生きられませんね。

新しい人生を生きるヒントは、“今、目の前にあることに集中する!”ことに
あるのではないでしょうか?


新しい仕事であったり、家族であったり、地域活動、仲間との交流、趣味に没頭、
読書時間を作る、新たな勉強、体づくり・・・・・いろいろあるのでは。

今、目の前のこれらのことに集中して、自分の感情に忠実に問いかけながら
新しい人生を構築していくことができれば、第一の人生の延長線ではない
新しい人生がより幸せな第二の人生に変わっていくことでしょう。


終わりよければ、すべて良し!という言葉もありますね。

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現役時代から定年後の準備をしていた人と、していなかった人!

現役時代から定年後の準備をしていた人と、していなかった人!
 (元プロ野球:清原被告は現役引退後、「薬物に負けた」!)
  引退後(定年後)の準備をしていなかった!!


清原被告は、公判で「現役時代はストレスやプレッシャー、不安を
野球で解消できたが、引退後は解決方法がなくなった・・(中略)・・
薬物に負けてしまった。」


また、「コーチや監督をしたかったが、引退後に声が掛からず、
心のすき間を埋めるために使った」と供述した。

      (2016年5月18日「中日新聞」朝刊)

 さて、多くのサラリーマンの定年後はどうでしょうか?
現役時代から定年後の準備をしていた人と、していなかった人!

 定年退職して、定年後の準備をしていた人としていなかった人では
 定年退職後の生き方において、随分と違うのではないかと思います。
 
 定年退職前の多くの人は、定年はまだ先だから考える必要はない。
 あるいは、その時(定年)がきたら考えればいいだろうとか、
 または、なにも考えないまま、定年に突き進んでいくのかもしれません。

 ほとんどの人は、このように定年退職を考えているのではないでしょうか?

 定年後に向けて何も準備をしていなかった人たちは、それこそ定年になった
時にはあわてふためいて、自分とは何かと自分のアイデンティティを問い直す
ことに直面します。


それから、いろいろ考え思い悩んでいるうちに、時間はどんどん過ぎていって
しまいます。

 一方、定年を意識した時から、定年後の自分がどのように生きていけばいいのか
自分なりに考え、情報収集したり、いろんな人に話を聞いたりしてイメージを
膨らませてきた人。
 
 また、定年まであと何年と計算して、そこから計画的に趣味や人とのつながり、
 勉強や資格取得、そして新たな居場所づくりなどをやってきた人。

 再就職のためのアンテナを張ったり、働きかけをしていた人。
 地域活動の場を見つけようと、休日にいろんな機会を自ら作り出していた人。

 このように定年後の準備をしていた人たちは、定年になってもすぐに今までの
 延長線のごとく定年後の生活にソフトランディングしていくはずです。

 いわゆる“キャリアデザイン”してきた人ですね。

 定年後の準備をしていた人としていなかった人とでは違うのです。
 定年退職後は20年~30年あります。
 少しでも早く、定年後の生活にソフトランディング出来ると良いですね。

 定年後の準備のヒントとして、このブログの最初のころ(2013年7月7日)
に書いた『定年基礎力!』をご覧いただき、自ら問い直してみては
いかがでしょうか??


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定年退職者は主観的な“質”で人生を捉える!

定年退職者は主観的な“質”で人生を捉える!

定年退職者は、既に競争社会からは降りた人間。
現役時代のように他者と比較して優劣を決めたり、比較した結果の
不満足な憤りや不安を抱くことは何もないはずです。


それがいまだに物事を“量”的に考え他者と比較したり世間での
位置や立場を考えてしまうことからなかなか抜け出せないようです。


物事を量的に捉えてしまうと、どうしても平均値は?という発想になり、
今度は平均値と比較して高いとか低いとか・・・また比較してしまう。

定年退職後は“質”で人生を捉えて見ればどうでしょうか?
質は量と違って比較しにくいものです。また、平均値が出しにくい
ものでもあります。ですから、比較のしようがないのです。

他者や世間と比較することができなければ、質というものは
各人バラバラでいいし、それぞれが独自のものなのです。

定年退職後は生活を”質“で捉える。それも、主観的に捉えることで、
自分の人生を評価できる能力を身につけていくことです。


この能力こそ、定年退職後の人生を満足のいく人生にしていくには
不可欠な能力なのかもしれません!!


とにかくサラリーマンは、どんなことでも量的に評価することに
慣れ過ぎてきました。何でも何でも量で評価しようとしてきました!

ですから、物事を“質”で捉えるのは苦手ですね。

定年退職したら、今こそ“量”から“質”への転換。

たとえば、会社関係の多数の仲間から、限られた同級生や地域仲間へ!
お金の使い方も量ではなく質を考えた少数の良いものへ!
幅広い学習から、より細分化した専門的な学習へ! 等々です。

“量”から“質”への転換。
定年退職後の課題です!

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定年退職者は、まず“行動”を変えてみる!!

定年退職者は、まず“行動”を変えてみる!!

組織行動学のハーミニア・イバーラは、キャリアの脱皮を成し遂げた人の
典型的パターンは「頭で理屈を考えてから行動を変えるのではなく、
まず行動を変えたことにより、考え方が変わったのである」と言っています。


これは、定年退職者が定年後の人生(キャリア)を充実させたい。
何かをやりたい、自由きままに好きなことをやり、できれば地域活動等に
かかわり社会貢献もしてみたい。

ところが、考えても、考えても、頭では理解できるのに実際はなかなか
行動に移せない。そんなとき、イバーラの言葉を浮かべて下さい。

また、キャリアの脱皮を遂げようと思えば、ある程度の時間が必要だ。
「前に大きく飛躍するためには、跳ぶ前に一歩下がらなくてはならない」と。


そうですね、定年退職してから何とかしようとしても、定年後の人生
(キャリア)には、そんなに簡単には切り替えができませんね。

定年退職前から、それも定年退職の数年前から定年後の人生(キャリア)
について、ある程度時間をかけてじっくり考えることから定年退職前の
会社人、組織人としての固定観念を解放し、定年後の自由人、地域人と
しての未来の可能性を見つめる時間が必要ですね。

まだ定年退職は先のことと思っている今こそ、イバーラの言葉を思い
浮かべてはいかがでしょうか?

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企業城下町(大手企業の工場)での定年退職者は恵まれている。

企業城下町(大手企業の工場)での定年退職者は恵まれている。

先日、四日市のコンビナート企業の工場勤務を定年まで勤め上げた
定年退職者と話をする機会がありました。

高校を出て就職し、奥さんとは社内恋愛を経て結婚。
最初は社宅に住み、その後マイホーム取得し、定年退職を迎えた人です。

ちょっとしたことで病院に入院をしたら、数日後に同室に入院してきた
人が6年違いの元同僚でした。同じ職場ではなかったけど、それは40年以上
も同じ工場内で仕事した仲間。一目見てすぐわかったそうです。


ちょくちょく地元スーパー等で顔を見る元同僚達。
何かの活動に行ったら、何と3人知った顔がいた(年齢は違うけど皆、元同僚)。
どこどこの自治会の役員は元同僚の○○○がやっている、等々。


また、○○の活動は、隣の工場(やはり大手コンビナート企業)の元総務課長で、
現役の時にはしょっちゅう交流があった、等々。


このように、企業城下町で長年働いた定年退職者は企業の従業員が多いだけに、
年がら年じゅう知人に囲まれて地域に住んでいることが当たり前なのです。

都会の定年退職者には考えられない地域の世界があるのです。

ただの知人だけに限らず、多くの親しい友人も周りにたくさん居住している。
このことは、定年後地域で自由人となった定年退職者にとっては、心強い仲間
意識が芽生えているようです。

四日市に限らず、全国の企業城下町で大手企業の工場に勤務した人たちは、
定年退職後を生きる中での仲間に恵まれた環境にうまくはまれば、孤立せずに
有意義な老後が遅れそうな気がしました。


このような環境のない定年退職者は、地域で自らの居場所を自ら開拓
しながら生きていく能力がますます求められるのではないでしょうか。


定年後も地域でいきいき活動するための“定年基礎力”、ぜひ考えて
見て下さい!!

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定年と社会活動(地域活動)参加の時期!

定年と社会活動(地域活動)参加の時期!

松浦民恵「中高年男性の就業意識の中での引退」(2007・キャリアデザイン研究)
は、「定年2年後に社会活動に生きがいを持てるかどうかは、定年2年前に
多少なりとも社会活動に参加できているかどうかに左右されるところが大きい」
と指摘しました。


地域での社会活動(以後、地域活動と表現する)の担い手は、どうしても
定年退職した人たちが中心になる場合が多いです。

もちろん男女の若い人、サラリーマンが中心になっている活動もたくさん
ありますが、ここでは、定年前後の人たちの地域活動について考えて見ます。

定年退職直後は、何かあれば活動をしてみたい、手伝いたいとの想いを持つ
定年退職者は多くいます。ところが何をやっていいのか?あるいは、
数ある活動のどれに参加すればいいのか?でも、行きにくいな?とか、
思い悩んでいるうちに、1年が経ち、2年が経ち・・・そして、もういいや!
と気が付けば毎日何をするでもなく・・・。


このような定年退職者をたくさん見ています。

このことは、松浦民恵さんが指摘している「定年2年後に社会活動に・・(中略)
・・定年2年前に多少なりとも・・(中略)」が解決してくれます。


地域活動は、定年退職者が中心になっている場合が多いです。定年前に
何らかの形で参加しているうちは活動できる範囲(仕事優先)での参加
となります。いわゆる、地域活動初心者としての役割だけやればすみます。

この“地域活動初心者”を経ることで、この間に活動の見極めややりがい、
居心地、諸先輩達の観察といういろんな角度から自分で判断できる材料を
見つけておけばいいのです。


まさに、地域活動へのソフトランディング期間が重要となってくるのです。

いきなり活動へ向かうということはリスクが多いですが、ソフトランディング
期間を経ることによって、自分にしっくりくる活動を見つけることが可能です。

ぜひ、「定年2年後に社会活動に生きがいを持てるかどうかは、定年2年前に
多少なりとも社会活動に参加できているかどうかに左右されるところが大きい」
ということをよく考えて、少しでも早く現役時代から何らかな形で地域活動に
参加することをお勧めします!!

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定年退職準備と会社の仕事の関係

定年退職準備と会社の仕事の関係

定年退職前から定年後の準備(地域活動や趣味・特技を活かす、勉強など)
が必要と言われます。それも出来るだけ早い方が良いと・・・。

さて、定年退職準備と会社の仕事との関係はどのような関係にしたら
いいのでしょうか??

基本は、準備の時間を作るということ、そして意識の切り替えです。
会社の仕事は朝から集中し、時間内に終わらせ極力残業はしない。


定時後の夜の付き合いや休日のゴルフの付き合いも極力止める。

これらの時間は、何となくつながりがあり、仕事の潤滑油的なことがある
のですが、もう定年退職が視野に入る年齢になったら、このようなつながり
がなくても十分に生きていけるネットワークを身につけるべきでしょう。


そして、勇気と信念を持って定年後にやりたいことの準備を始めることです。

定年退職前から定年後の準備の話しをすると、「会社で本当に仕事をしていた
のですか?(笑)」と思われることもあると思います。会社の仕事をおろそかに
していたのではないかと・・・。

それは自分しだいということですが、・・・限られた時間内で仕事をこなす
ことは大変なことです。

さらに、定年後の準備を始めた人は、準備そのものが楽しく既に生きがい
にもなり、定年後に夢をはせたその姿は職場内でもはつらつとしていい雰囲気
を与える存在にもなるのです。


定年が近づくことで元気がなくなりやる気も失せ、周りから見ても「もう定年
だから・・・しょうがないか」と思われる定年退職前の人たちとは大きく違って
見えるのです。

定年の準備を定年退職前からしている人たちは、職場内でも輝いて見えるのです。

こうして定年退職の準備をし、肯定的に定年を捉えた人たちが多く地域社会へ
出ることで、定年退職者の生きがい・やりがいが地域社会にも元気を撒き散らして
くれるのです!!


定年後も地域でいきいき活動する人たちの「定年基礎力」!
ぜひ、定年退職前から身につけてはいかがでしょうか??

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定年後は時間があるということが素晴らしい?

定年後は時間があるということが素晴らしい?

定年後は時間があるということが素晴らしいなと感じたことがありました。

先日、JR関西線で沿線火災が発生し「関」~「亀山」の間が列車運休と
なりました。時間は午後13:30~15:30頃です。

この日は暖かい冬の日曜日です。
旧東海道の宿場町で伝統的建造物保存地域でもある「関宿」には多くの
中高年の人たちが街並みウオーキングに来ています。

さて、関駅では20名ほどの観光客らしき中高年(定年退職風の人たちや、
おばさまと称する一団)が駅員から列車運休の説明を聞いています。

説明内容では、いつ復旧するかわからない、代行バスを用意すると
いうものの、いつくるかもわからない。
要するに、何もわからない状態、先の見通しの立たない状態です。

このような状況が都会の駅で発生したら?
あるいは、若い現役サラリーマンや忙しく働く人達が多くいたら?

おそらく、駅員に詰め寄る人、激しい口調になる人、携帯電話を
かけまくる人等々で騒がしい駅構内になることでしょう。

ところが、この日の「関」駅は実に静か。
黙って、駅員の説明を聞いた後は、のんびり、ゆっくり、何をするともなく
「いつ動くのか?」「代行バス?」等・・・午後の静かな時間が流れています。

定年退職者らしき人たちやおばさまと称する人たちは“時間がある”のです!
この日の目的は「関宿」を楽しむこと。
もうそれを達成したから余裕なのです!

あくせくしていない、誰の指示も受けない、連絡入れる上司や組織もない!

ないないづくしでもあり、ありありづくしでもありますが、
“時間がある”ということについて考えてみましょう。

時間があると考えると、うれしいですね!!
平均寿命から逆算すると、あと○○年しかない?と考えてしまうのが
定年退職者ですから、時間があると考えれるのはうれしいことです。

そして、この日の場面のように、時間があることが余裕ともなり、
何か人生の器が大きくなったようにも感じます。

時間があれば、何も先を急ぐ必要もありません。
自分の楽しみややりたい事や、そして社会の役に立つこと等を
時間をかけてやっていけれれば良いですね!


ずっと、新幹線や飛行機で移動して来ました。
時間のある今、“鈍行列車”“各駅停車”を楽しみましょう!!


見過ごしていた窓外の景色も、
しっかりと目に焼き付けることが出来るでしょうから!!


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定年後直ぐに仕事から退くか、次第に退くか?

定年後直ぐに仕事から退くか、次第に退くか?・・・どう違うのでしょうか?

今は、定年後直ぐに仕事(現役時代の仕事)から退く人は少なく、
責任のゆるくなった仕事を経ながら徐々に退く形が多くなっています。

どちらが良いのかは別として、徐々に仕事から退くことは定年退職からの
極端な変化や、それに伴うストレスもすくなく理想の定年退職過程のように
思われるかもしれません。

かって、リタイアモラトリアムといういい方もありました。
モラトリアムを経て、ソフトランディングできるので、定年退職による
ショックも少ないというものです。

しかし、“定年退職”は定年退職後の長い人生を見据えた時に
“定年退職”を上手く活用して、これからの高齢期に向かう自分の人生の
キャリアをデザインすることを考えるための絶好の機会になるのです。


徐々に仕事から退くことが、この最大のチャンスを見過ごすことに
なってしまわないか?・・・という心配があります。


レイングは、定年退職者の漸次的な職業活動からの引退を
「「何も問題があるとは考えていない彼」を生み出す要因になるとともに、
定年退職者特有の「形を変えていく」学習のきっかけを摘み、再生あるいは
転生の可能性を減少させる要因にもなるものと思われる」と言っています。
 (『生涯学習しませんか』久保喜邦 より)

さて、定年退職前のあなた、退職後のあなた、どう考えますか?

いずれにしても、定年退職前から定年後のことを考えての準備を
怠ることなく進めていれば、すぐに退くか、次第に退くかに関係なく
定年退職後も迷うことなく人生を新たな気持ちで生きていくことがで
きるのではないでしょうか?


もう一度自分自身の“5つの定年基礎力”を考えてみて下さい!!

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この先、どうやって生きていけばいいのだろうか?

この先、どうやって生きていけばいいのだろうか?

我々凡人だからそのように考えてしまうのでしょうか?
けっしてそうではありません。


『罪びと』(高任和夫)の中にこのような一節がある。

現役バリバリ、地位もお金も名誉も手に入れた中高年が、
「はっきり言うと一生食うに困らないだけの金も出来た。葉山に別荘も持った。
そうそう、ゴルフの会員権なんかは五つか六つ持っている。売るに売れないから
持っているだけで、ゴルフをやる暇なんかない。」
(中略)
「それにな、金や別荘があったって、時間がなければ使いようがない。
唯一の趣味の野球を見に行く暇もない。本だってろくに読んでいない。
俺のような人間はこの先、どうやって生きていけばいいと思う?」
と主人公に問いかけている。(主人公とは大学時代の同級生)

そして、主人公は別れ際にこのように思った。
「細かい霧雨の中を駅に向かって歩きながら、成功と幸福とは別物
なのだろうかと考え続けた」と。


何もかも出来ていないことが多くあるからこそ、人生の後半がある
のではないでしょうか?


主人公は、「人生の後半とは、若いころにやり残したことをやる時期なのだ。
そして、それをやれる者は、まぎれもなく幸福なのではないか」と。


若い頃にやり残したこと、現役時代にやりたかったけどやれなかったこと。
いくつもいくつもあると思います。

それをやってみる、チャレンジしてみることが定年後の目標となっても
いいでしょう!

そして、それらが単発でやったら終わりではなく、継続して出来ることが
良いでしょう。継続してやりながら自分が成長出来たり、楽しく充実して
続けてやっていけるものであれば、幸福につながっていくでしょう!!


・これまでの人生で、やらなかったために 悔やまれるのは?
・友人たちは、どんなことをやってみるべきだと あなたに薦めるか?
・自由になる時間がもっとあれば、どんな使い方 をしたいか?
・どんなことをするのがいちばん楽しいか?

今だからこそ、じっくりと考えてみて下さい!!

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定年退職前後は“変わる勇気”と“捨てる勇気“から!!

定年退職前後は“変わる勇気”と“捨てる勇気“を!!と
『定年が見えてきた女性たちへ』(野村浩子)に書かれています。

定年を意識した時・・・、定年退職になった時・・・、そして
定年後の生き方を見据えた時・・・、さてどうしようかと。

もちろん、これは女性だけでなく男性定年退職者にも言えることです。
定年になれば、もう会社から求められるものは何もありません。
雇用延長になったとしても、会社から求められるものは今までとは違ってきます。

定年になれば、社会から求められるものも“定年退職者”という立場になれば
変わっていきます。いつまでも現役時代の延長線上で物事を考えていては
いけないということですね。

かといって、定年退職して、あるいは雇用延長してすぐに変わる、
そして捨てる等は難しいことです。そう簡単にできることではありませんね。

定年退職前の定年を意識した時から少しずつ何を変えたらいいのか、
何を捨てたら良いのかをよく考えていくことが大切になってきますね。


プライドを変える、捨てる。
肩書きを変える、捨てる。
タテ社会を変える、捨てる。
会社の人とのつながりを変える、捨てる。
等などを、考えてみてはいかがでしょうか?

変えることは、新しい何かに変わることでもあります。
捨てることは、新しい何かを拾うことでもあります。


何かに変わることや何かを拾うことを地道にやっていくことが
定年退職後の生き方やセカンドステージでの生き方を、自分の
思う生き方に創り上げていくことにつながるのではないでしょうか?

定年退職後のキャリア(生き方)はこのように得体の知れないもの
ですが、新しい何かを見つけていく楽しみでもありますね!


そして、新しい何かを見つけていく過程においては、今までの経験は何一つ
無駄にはなっていないというということも一つのヒントになるでしょう!


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現役時代に知っておきたい、定年退職者の戸惑いって??

現役時代に知っておきたい、定年退職者の戸惑いって?

定年退職者が戸惑うことって、何でしょうか?

サラリーマン時代は、朝起きる時間・出社する時間・会社でやる仕事・
会社での役割・地位・お昼・残業・帰社・ほんの一杯・帰宅・・・・・
そうです、全てにほぼ規則・ルール・慣習に基づいて考え、行動して
いれば一日が無難に過ぎていきました。

定年退職すると、朝起きる時間は自由です。
出社する時間は、ありません。
会社でやる仕事、当然ですが退職したら何もしなくていいのです。
会社での役割・地位は、もうすでにみんな無くなりました。
お昼、「お昼、お昼・・」ってしつこく言うと嫌われる存在になりました。
残業等ありません、あるのは昼寝ですか?
帰社も帰宅もありません、ほんの一杯やろうにももう仲間はいません。

お気づきですね、規則・ルール・慣習等がすべてなくなってしまいました。
このことに“定年退職者は戸惑う”のです。

定年後の新たな規則・ルールを、作らないといけないのです。
もちろん何もルール等必要なく、その日その日を自由気ままに過ごす
ことは何も悪いことではありません。そういう気分に・・少しは憧れて
いましたね。

でも、自由気ままが20年~30年続くとしたら・・・どうでしょうか?
自由気ままが、いつか息苦しさや、ストレスに変わって来てしまいます。


今まで(サラリーマン現役時代)を反省し、ものの見方や考え方を
新たに構築していかないといけません。この構築能力が必要になります。


新たなものの見方や考え方を構築する力、これも「定年基礎力!」
なのかもしれません。


何も規則・ルール・慣習に縛られることはありませんが、少なくとも
定年後の人生においてこうしたい、ああしたい等、自分のありたい姿を
デザインしておくことが大切になります。

それが、“定年退職後の戸惑い”を救ってくれて、何事もないかのように
定年後の人生にすんなりとソフトランディングしていくことになるのです。

定年基礎力の一つに、「キャリアデザイン力」があります。

現役時代から、定年後のありたい姿を描いておく、キャリアデザイン
しておくこと、重要です!!


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定年を意識しはじめたからこそ“読む本”!!

定年を意識しはじめたからこそ“読む本”!!

私が“定年”を意識しはじめたのは50歳ちょっと前、そのご“定年”を強く
意識し、何かの準備をしはじめたのは52~53歳のころからです。


当時から定年に関しての、私が読んだ一般の人向け書物を明記します
(発行年等は順不同をお許しください)

・『自分の顔を持つ人になる』中野孝次
・『老いのレッスン』クロード・オリベンシュタイン
・『50歳からが面白い』佐江衆一
・『黄落』佐江衆一
・『午後の人生』佐江衆一
・『人生は定年からが面白い』大島清
・『こころの出家』立元幸治
・『定年の身じたく』石川恭三
・『黄昏の散歩道』久保田輝男
・『生き方探しの勉強法』中山治
・『老年時代』ジミー・カーター
・『50歳からの定年予備校』田中真澄
・『飄々と生きる』弘兼憲史
・『実用定年力』多湖輝
・『俺たちの老いじたく』弘兼憲史
・『定年性依存症』岩崎正人
・『60歳で夢をかなえよう』河村幹夫
・『50歳からの定年準備』河村幹夫
・『定年後』加藤仁
・『60歳からのくらしの処方箋』西和彦
・『60歳からの生き方設計』矢部武
・『坂の上の坂』藤原和博
・『シニアの衝撃』村田裕之
・『定年後こそ仕事!』金井誠之
・『老いる覚悟』森村誠一
・『団塊老人』三田誠広
・『団塊格差』三浦展
・『団塊の世代は月14万円使える?』山崎健治
・『老いの流儀』吉本隆明
・『江戸の定年後』中江克己
・『年を取るのが愉しくなる本』森毅
・『65歳定年制の罠』岩崎日出俊
・『日本の雇用と中高年』濱口桂一郎
・『仕事一途人間の中年こころ病』高橋祥友

宜しければ、ご参考に!!

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定年退職と年賀状の枚数の関係?

定年退職と年賀状の枚数の関係?

『自分の顔を持つ人になる』(中野孝次)にこんな文章が出てくる。

「自分の父親が大企業に勤めていて、毎年年賀状が300通も来ていた
のに、退職した年には7通しか来なかった。父親はポストの前で30分も
立っていた。・・・・・293通分の人生を仕事に費やしたんだ!」


この話は極端にしても、年賀状の数に例えて会社に人生の大半をかけた
サラリーマンは多いのではないでしょうか?だから、“会社人間”という
言葉が作られたのですね。


そして、サラリーマン時代にはこのような状況に疑問を抱く人は少なかった。
また、そうせざるを得なかったというのも事実なのかもしれません。

では、定年退職して年賀状が3通になったとき、ポストの前に30分も
佇むのではなく、239通に変わるべく何かに人生の大半を費やすことを
考えなくてはなりません。


自分の人生の時間を自分のために使うことを!
年賀状の枚数など気にならない生き方を!


定年退職後も、人生は20年~30年続きます。
何もすることがなく、退屈に過ごすにはとてつもなく長い時間です。

一方で、自分なりにやりたいことに没頭したり、活動や交流をしたり、
好きな趣味に打ち込んだりして充実な時間にしようと思えば、あまりにも
限られた短い時間しかない、と気づくのではないでしょうか?

これからの人生、自分のための1時間、1時間を大切に!!
もう、年賀状の枚数は気にしなくてもいいのですから!!


5つの『定年基礎力!』の一つに「キャリアデザイン力」があります。
・不安を期待に変える力
・先輩観察から学ぶ力
・自律的(自ら)キャリア形成力
・夢実現力   これらからキャリアをデザインする力が身に付けましょう!

そしてなにより、定年基礎力を補完してプラスの影響を与える要因の一つとして
“定年を肯定的に捉える”ことができればこまることはありません!


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定年退職者は他の定年退職者の毎日の過ごし方が気になる!!

定年退職者は他の定年退職者の毎日の過ごし方が気になる!!

ほとんどの定年退職者は、「毎日をどのように過ごしたら生活に充実感
を抱くことができるのだろうか」と戸惑っている。

また、そのため定年退職者が顔を合わすと、他人の毎日の過ごし方が
気になって、「毎日、君は何をしているのか」と尋ねる。
(『生涯学習しませんか』(久保喜邦)にこのように書かれている)


あなたは、どうでしょうか?
あなたのまわりの定年退職者は、どうでしょうか?

今の時代、定年後は余生ではありませんね。
20年~30年あるのですから。

いろんな企業では、定年退職前の社員向け(50歳~55歳くらい)に、
定年退職に向けてのセミナーや研修を実施するところもあります。

しかし残念ながら、多くは定年後のお金(年金や退職金等)のことや健康の
こと、再雇用のことが中心で、毎日をどのように過ごしたらいいのかについて
は何ら有効な話は無いようです。

健康やお金も重要ですが、毎日を充実して過ごすことも重要です。
1年や2年ではないのですから。


そして、今までの経験だけで生きてはいけないのです。

そのためには、新しいものの見方・考え方を身につけなくてはなりません。
それは、自らが自主的に手に入れていくものです。

そこには、定年退職者の定年後のキャリアを支援するキャリア支援者がいれば
定年退職者は相談しながら自分自身の定年後の過ごし方等についてアドバイス
を受けることも出来るでしょう。

定年基礎力の一つに、「キャリアデザイン力」があります。
不安を期待に変える力・先輩観察から学ぶ力・自立的キャリア形成力・
そして、夢実現力です。


他の定年退職者の毎日の過ごし方が気になるのは当たり前。
ですが、自らは定年退職前から「キャリアデザイン力」を身につけることで
充実した過ごし方をしたいものですね。

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定年への準備と、そして60歳~65歳で決まる!

定年への準備と、そして60歳~65歳で決まる!

心理学者のレビンソン(Levinson,D.J)は、『ライフサイクルの心理学』
(講談社学術文庫2003)の中で、「60歳~65歳」を“老年への過渡期”
としています。


人間は、「ある発達期から次の発達期への過渡期はライフサイクルにおける
重大な転換期になる」。すなわち、人間の発達過程にはこうした不安定な
過渡期があるからこそ意味があり、それをくりかえす。


そこでいったん立ち止まり自己と深く対峙し、自分とその周辺、環境を
じっくり見つめ直すことによって、自己のキャリア(生き方)をさらに
質的に新しく発展させる自己再生のための好機であるといえるのです。

この時期に自分の「過去・現在・未来」を分析、再評価し今後のキャリア
の方向性を慎重に最終決定する重要な時期であるのです。(宮城2004)


またレビンソンは、過去に終わりを告げ、未来をスタートさせるには
過渡期が必要である。過渡期には、その人の人生におけるある時期に
区切りをつけなければならないとしています。

その結果として何かを失うことになってもそれを甘受し、過去を見直して
評価し、過去のどの面を捨て、どの面を残すか決め、未来への希望と
可能性について考える。(中略)

過渡期が終わるには、(中略)重大な選択を行って、新しい生活構造を築き、
その中で生活し、その生活を向上させていく用意ができた時に過渡期は終わる。
としています。

さて、50代(少なくとも55歳)から定年に向けての準備を滞りなく行う
ことで、それに続く60歳からの過渡期を定年後の生活を充実させる期間
としての土台を作ることが、その後の人生をさらに素晴らしいしいものに
していくことになるのでしょう。


この意味からも、定年退職前から準備する5つの『定年基礎力!』を
改めて考えてみて下さい!

・「趣味を楽しみ活かす力」
・「居場所を作り行動する力」
・「仲間を求め育てる力」
・「役立ち感を育み創造する力」
・「キャリアデザイン力」 が5つの『定年基礎力!』です。

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定年退職と地域デビュー(地域活動)

定年退職と地域デビュー(地域活動)

定年退職者の地域デビューは簡単なようで、それがそれが、相当ハードルが
高いようです。デビューしなくちゃと思いつつも、なかなかデビュー出来ない
のではないでしょうか?

岸田(2003)は「定年によるソーシャル・キャピタルの変化」と題する
10年間の追跡パネル調査の中で、若い母親の子供の公園デビューと
定年退職者の地域デビューを対比
して、子育て期において若い母親が
子供を公園デビューさせることは大きなイベントの一つといわれている。

定年退職者の地域デビューもこれと同じことではないかということを
問題意識として取り上げた。


「親の庇護の行き届く家から大勢の人が行きかう地域への乳幼児の
デビューは、会社の庇護の下で守られていた就業者が、定年を契機に
企業という均質化した社会から多様な人が行きかう地域に再度コミット
する過程と酷似している」と述べている。


違っていることは、「乳幼児の場合は、母親や父親という公園デビュー
においては十分すぎる後ろ盾がいるのに対して、定年退職者には本来
後ろ盾が必要であるにも関わらず、それが無いという点である」と述べ、
定年退職者の現実を厳しく論じている。


このことからすると、すでに会社という後ろ盾もなくなり、たった一人で
定年後に地域デビューすることは人生の一大イベントとして、定年退職者
には大きなストレスの伴うものであることが想像されるのである。


さて、定年退職者の皆さん、“地域デビュー”はいかがでしょうか?
既にデビューされたでしょうか?
それとも、デビューはこれから?
デビューはしない?

誰でも地域デビューしようと思ったら、出来るだけスムーズにデビュー
出来た方が良いですね。

定年退職前から少なくとも5つの“定年基礎力”!
身につける能力として大切ではないでしょうか??

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定年退職前~定年退職後のプロセス?

定年退職前~定年退職後のプロセス?

社会学者のアチュリーは、退職のプロセスを6段階に分けて説明
しています。

①退職直前段階、②退職直後のハネムーン段階、③幻滅団塊
④再志向段階、⑤安定段階、⑥終結段階です。


サラリーマンは、①の退職直前においては、退職に関して様々な想いを
めぐらしたり、空想にふけったりする。次の②退職直後は退職前に想い
めぐらしていたことをやろうとしたり実行に移そうとして、まさに
ハネムーンのようにうきうきする幸福感に満ちた段階。

ところが、想いめぐらしたことをやろうとして、なかなか上手く出来ない。
やっと自由に好きなゴルフばかりしていても、何も満たされない等、③の
幻滅段階を迎えてしまう。

そして、あらためて定年退職とはを考え直す④の再志向段階に入る。
ここでうまく立ち直れば⑤の安定段階に移るが、失敗すると再び③の
幻滅段階に陥ってしまう。その後良いにつけ悪いにつけ定年退職後を
全うして⑥の終結段階を迎えることになるのです。

ここで何を言いたいかというと、退職直前ではなく退職を意識した
50代に入った頃から、定年退職への準備を始め、気持ちの切り替えや
パラレルに自分の人生を切り開くことで②の退職直後のハネムーン状態
を維持しさらに充実させて、ハネムーン状態を維持し続けることができる
のではないかということです。


定年退職に向けて定年後の人生を考えること。そして、行動に移せる
ことは、それが早ければ早いほど充実した定年後の人生を歩むことが
できるのだと思います。

そうした観点から、企業等で行われる「定年退職準備講座」(プログラム)
を、遅くとも50歳になったらすぐに取り入れるなどして、早い段階から
定年退職に向けた準備が必要だと思われます。


定年退職前から5つの「定年基礎力!」を身につけることで、
定年退職後の人生を、ハネムーン状態として持ち続けたいものです!


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定年退職と人との出会い?

定年退職と人との出会い?

定年退職すると、人との出会いや会う機会が極端になくなり、出会う人や
会う人がずいぶんと減ってしまいます。

特に、現役サラリーマン時代の大半は人に会うのが仕事だったという
人たちは、人と会う機会が減ることで、よけいに精神的なダメージが
大きいでしょう。

それくらい、人との出会いや人に会うことは大切だということに
今さらながら気づく人も多いのではないでしょうか?


「一期一会」といいます。
それくらい、人との出会いが人生に与える影響ははかりしれないという
ことですね。

また、人と人が会うのは何でもないことのようで、いつでもまた会えると
思いがちですが、それが最後になることもあるのです。


数年前、私は友人にある月末近くに「一度、会おう」とTELしようと
思いながら、その日は別の予定もあったので「まぁ、来月初めでいいか」
と、TELをしませんでした。

月末、友人は不慮の死をとげました。
「あの時TELをし、会っておけば・・・」と、とても後悔しました。

5つの「定年基礎力!」の一つに、「仲間を求め育てる力」があります。
定年退職する前から、地域仲間構築力、同級生仲間構築力、社外仲間構築力、
そして特技や資格や趣味の仲間構築力を身につけましょう!

同窓会やクラス会には出席しましょう!
仲間との活動、創っておきましょう!
地域にも出会いはたくさんあります!


いつでも会う機会があると思っていても、それが最後になることもあるのです!

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定年退職したら、ごきげんに!!

定年退職したら、ごきげんに!!

柏木恵子さんの『大人が育つ条件~発達心理学から考える~』の中で、
「自分の人生を回想する語りの中で現れる感情体験を、喜び、楽しさなど
肯定的感情と、悲しみ、苦しみ、嫉妬など否定的感情に分けてみますと、
加齢とともに否定的感情の語りは少なくなり、肯定的感情について多くを
語るようになってきます。
この変化は程度の差はあれ、日米に共通して
見られます。」と書かれています。

また、「高齢者は自分史を語るインタビューの中で、異口同音に『50歳を過ぎた
頃から人の気持ちがわかるようになり、自身の怒りや恨みなどの否定的感情を
制御できるようになった』と述べています。」(守屋2003)

「このような加齢に伴う変化には、自分の人生の持ち時間を意識することも
与っています。そう長くはない自分の未来を意味ある心地よいものにしたい
との感情の自己規制です。」と

このように、人間は年をとればとるほど“肯定的感情”が増えてくるようです。

であれば、定年退職をいかに“肯定的”に捉えることができるかが大切に
なってきます。


私の研究でも、定年退職を好機でもあるかのように“肯定的”に迎えた人は、
定年退職後の生活も肯定的に考えています。


このような肯定的な感情から、その後の地域活動や社会貢献活動、あるいは
趣味を活かしたり特技を活かしたり、そして何らかの仕事(報酬の有無を問わない)
に就いたりしていることが分かっています。

これから定年を迎える人達には特に定年退職をどのように捉えるか?
自分自身の過去の棚卸から見えてくる未来(定年退職後)を“肯定的”に
とらえられるような何かを探してみて下さい。


肯定的に考えるのか、否定的に考えるのか、自分次第です!!

肯定的なものを見つけられれば、そのひとなりの定年退職後の人生は
意味のある心地よい人生になっていくことでしょう!!


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定年退職後は“積極的余暇”を!

定年退職後は“積極的余暇”を!

一昔前に“余暇”というと「働いていない時間」「怠けている時間」など、
何か悪いことやサボっていることのように思われることが多かったような
気がします。特に現役サラリーマン時代はそうでしたね。
何かバツが悪いような。

でも、“余暇”があればいい・・どんなにかうれしいか・・と、現役サラリーマン
時代には忙しい仕事をしながらも追い求めたのが“余暇”でした。

定年退職してしまうと、今度は“余暇”だらけ。
ひところは「毎日が日曜日」とか「サンデー毎日」とかいわれたものです。

“余暇”が多すぎて、何かすることや仕事をしていないと・・・。
ここでも「働いていない・・・」「怠けている・・・」と現役時代と
同じように何か悪いことやサボっていることのように思ってしまいます。

サラリーマンの習性でしょうか?

それでは、“余暇”を「人生を豊かにする時間」「自由に積極的に活用すべき時間」
というような前向きに、人生をいきいきと過ごすために必要なことと考えてみては
いかがでしょうか?


余暇に意味を持たせるのです。
そのためには、余暇をどのような余暇にするかです。

定年退職後こそ“積極的余暇”を実現させる絶好のチャンスです!
では、“積極的余暇”ってどうすればいいのでしょうか?

疲れたゆっくりする、TV見ながら一日をのんびりした、孫の相手で楽しかった。
これらも立派な余暇の楽しみ方に変わりはありませんが、もう少し継続しながら
余暇が楽しめることや、余暇の幅が広がり積極的に楽しめるような余暇を考えて
見たいですね。

スポーツや運動をする、水泳・ランニングやウオーキングや街散策。
目的を持った旅行、目的を持った勉強や読書、目的を持った運動。
趣味や特技にまで発展させれそうな余暇。

私の知人の何人かは旧街道を休日ごとに歩いています。
街道の起点から終点まで。一つの街道を完歩すれば、次の街道へ。
達成感が次につながり、歩くことを通して次の楽しみ方を見つけているようです。

何も歩くことを薦めているわけではありませんが、積極的余暇を考える
ヒントにはなるのではないでしょうか?

ただの余暇から、“積極的余暇”へ!!
定年退職前後から考えることで、
定年後も良い過ごし方ができるのではないでしょうか!!

             (※参考『団塊世代の余暇革新』(瀬沼克彰2008))

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定年退職後の“安全地帯”?

定年退職後の“安全地帯”?

子供が成長していく過程では、“家庭”という子供にとっての困ったときや
悩んだ時、助けを求める時の安全地帯が重要な機能を果たします。
それは、母親であり、父親であります。

この安全地帯は、大人になれば配偶者(パートナー)であったり、
家庭であったり、会社という組織であったりします。


サラリーマンとして長年働き、身を任せてきた会社という組織が、
家庭以上に自分にとっての安全地帯でもあったと思うサラリーマンは
沢山いるのではないでしょうか?


さて、定年退職すれば今までの会社という安全地帯はなくなります。
もう安全地帯ではなくなったのであれば、新たな自分の安全地帯を
もう一度見つけないといけません。

それは「配偶者(パートナー)」、「家庭」でしょうか?
そうなるのがごく自然ですよね。

この定年退職後の“安全地帯”を確たるものにしておかないといけませんね。

そのためには、安全地帯を脅かすようなことはしないことですね。
攻撃をかけたり(怒ったり、感情的になったり)しないことです。
次に、お互い協力的にかつ、お互いのプライバシーを守るということです。
次に、お互いに困ったり悩んだりしたら、助け合うということですね。

このようにして、定年退職後の“安全地帯”がしっかりすれば何よりも
心地よい居場所になります。心地よい居場所を早く確定させておくことで、
それが、家庭以外のもう一つの心地よい居場所探しにつながります。

定年基礎力の一つに「居場所を作り行動する力」(心地よい居場所がある)があります。

現役時代なら会社という組織以外に、もう一つの心地よい居場所を見つける。
定年退職後は家庭以外に、もう一つの心地よい居場所を見つける。
そして、もう一つの心地よい居場所ができれば、それはもう一つの
安全地帯になっていきます!


このもう一つの心地よい居場所を作り行動する力が、定年基礎力の一つです!

現役時代なら会社組織という安全地帯が、定年退職後なら配偶者・家庭という
確たる安全地帯があることで、さらに定年基礎力にも磨きがかかるのですね。

「心地よい居場所を作り行動する力」は“定年基礎力”!の一つです!!
定年退職後は、家庭以外に心地よい居場所を作りましょう!!


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定年退職前後に興味や趣味を活かした居場所づくり?

定年退職前後に興味や趣味を活かした居場所づくり?

定年退職前後のあなた、会社以外に自分の興味や趣味に関して参加したり、
関わったり出来る場所を一つでも見つけておくと心強いですね。


では、居場所を具体的にはどうやって見つければいいのでしょうか??

身近なところでは、
・市町の広報誌です
・タウン情報誌等
これらを、隅からすみまで目を通してみましょう。


あるはあるは、趣味の集まり、募集コーナー、勉強会、イベント情報等々。
この中から、興味を持ったもの、自分の趣味に近いもの等を覗いてみましょう!


次に、友人たちの中で、自分の関心事に近い何かをやっている友人がいる
ようなら、その友人を頼って、一歩を踏み出すのもいいと思います。


すぐに行動を起こすことが重要ですね。

そして、行ってみて、何となく違うなとか、気が進まないようであれば
見送ればいいわけです。仕事ではないので、無理にイヤイヤ参加する必要は
何もありません。また、次の機会に別なことを探せばいいわけです。


あるいは、たまたまそこで知り合った人から、別の新たな居場所を教えて
もらうことにもなるかもしれません。

但し、ここで大切なことが二つあります。

それは、
・こうした地域の集まりや会は、会社(企業)組織ではないということです。
 ですから、会社(企業)組織的な目で見ないこと。つまり、地域人の一人
 が地域でどうして生きていけばいいのかという気持ちで見ることです。

・そして、新人である(新入社員である)という謙虚な気持ちがまず必要です。
 会社での地位や立場は持ちこまない。一新人として、みな平等の世界もある
 という認識に立つことだと思います。

何十年もサラリーマン生活を送っていると、会社での常識が世間でも常識だと
勘違いしてしまいます。会社での常識は世間での常識ではないということも
しっかりと認識しておきましょう。

「居場所を作り行動する力!」は、定年基礎力の一つです!!

「定年退職者よりも飼い犬の方がまだ地域に溶け込んでいる??」

定年退職者よりも、まだ飼い犬の方がはるかに地域に溶け込んでいる。

作家の佐江衆一が、自著の中でこのように定年退職者を表現しています!

定年退職者が「たっぷりある自由な歳月を自分らしく満喫しようとして
さて、何をすべきか容易に見つからない。住みなれていたはずの街もよく
しらないし(中略)街に親しい友人のいないことにも気づく。

友人といえばこれまでの会社の同僚たちだ。(中略)ラフな服装で妻と連れ立って散歩に
出ても(中略)手持ぶさたに立っているだけ。まだ飼い犬の方がはるかに
街に溶け込んでいる」と。面白おかしく書かれています。

そうですね、飼い犬は散歩の都度、他のいろんなお家の飼い犬たちとの
顔合わせを毎日、いや毎朝、毎夕顔合わせしているのですから(笑)。


定年退職者は地域では、犬にも劣るのか(笑)、と現実を目の当たりに
する人もいるのではないでしょうか?


そして、本によると、その後男性定年退職者を中心にサークルやネットワーク
づくりに発展していくわけですが、これらの会は「男性限定」としたそうです。

メンバーを男性限定とした理由は、女性パワーに乗っ取られないためだそうです!

これもその通りで、乗っ取らないまでも地域で活躍する女性は沢山おられます。
同時に、活動している団体も多く、圧倒的パワーを見せられるのも現実ですね。

ここでは定年退職者の男性陣は、やや元気がないのですね。

さて、男性定年退職者も、今までやってみたかった事や、やれなかったことは
あるでしょう。一人ではできないけれども、仲間と一緒なら出来ることは沢山
あると思います。


出来るだけ早く、地域に溶け込んで身近な仲間と新しい経験を積み重ねていく、
そしてそれがいつしか地域貢献につながるのなら素晴らしいでしょうね!!

定年基礎力の一つに「仲間を求め育てる力」があります。
仲間がいれば、男性陣も男性パワーを見せつけられるでしょう!!


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定年退職後の人生を過ごしながら、老いを考えるとは?

定年退職後の人生を過ごしながら、老いを考えるとは?

『50歳までに「生き生きした老い」を準備する』(ジョージ・E・ヴァイラント)
の中でアメリカの著名な小説家がこのように話しています。

「驚いたことに、年を取るにつれて幸せになってくるように思える。アメリカでは、
若さが素晴らしく、老いは恐怖であるという説を無条件に受け入れているようだ。
しかし私は、仕事をして自分の欠点に対処し、結構うまく生きられるように
なるのに60年かかった。~(中略)~老いてからは、自分のすることを心得、
人を尊敬し、経済的にもかなり安定している。やさしい妻もいて、どうにも
ならないことには我慢できるようになった」と。

これは一人の作家の「老いの定義」かもしれませんが、老いは惨めなものか、
喜びに満ちたものかは老いのどの面を見るかで変わってきます。

別の意味では、死の最期の瞬間に、「楽しい人生だった!」と思えるのか、
「やり残したことが気にかかり、最期までじたばたする」のか。

いずれにして、人生何十年と生きてきて少なくとも「楽しい人生」と
思えないと、今まで何をして生きてきたのか、意味を問われかねないですね。


このことはよく考えてみることではないでしょうか。
だが、答えが見つかるかというと、そう簡単ではないはずです。

結局は、定年後の20年、30年をどのように満足のいくものにするのかは、
どうすればいいのかという課題に真剣に取り組むことができるかどうかが、
重要になってくるのだと思います。


そしてそれは、常に考えておくべき課題であり、現役からの引退時期、
すなわち定年退職時には何らかの答えを見いだしていることが重要に
なるのです。

5つの「定年基礎力!」が、何らかのヒントになれば幸いです!

自分なりに「老いの定義」を考えてみてはいかがでしょう?
それが、自分流の老いへの生き方、そして楽しみ方なのでしょうから!!


※ご質問・ご意見等はこちらへお願いします ⇒ runnermori@m6.cty-net.ne.jp

定年退職者(中高年)こそ“今”を大切にする!

定年退職者(中高年)こそ“今”を大切にする!

ある本にこのような話がありました。

70歳過ぎの老人が趣味も楽しみも我慢して、一生懸命働いていました。
「そんなに働いて、お金を貯めてどうするのですか?」と聞かれ、
「将来のために貯金をするんだよ。将来不安だし、やりたいこともあるし、
今はやりたいことも全て我慢して働くのさ」と、答えたそうです。

どう思われますか?
人は誰でも将来が不安・・わかります・・・でも趣味も楽しみも我慢して。

これって、何でも先延ばしにするってことですね。
いいのでしょうか・・・・・?


70歳半ばとなり、自分の周りの友人たちも病気になったり、入院したり、
なかには亡くなる人も出てきます。

その頃になって、自分もこの先どうなるか分からないと、はじめて悟る。
それなら我慢して先延ばしにしてきた趣味や楽しみをそろそろやろうかと
思ったところで、運動やスポーツをやろうとしてももう体は動かない。


趣味や旅行や、外国を楽しもうと思っても、もうかってのように感動
したり楽しんだりするときめきの能力も気力も持ち合わせていない。
この時、どう考えるのか・・・。


これはしばしば真面目で、賢明で、堅実な人にありがちなことですね。
今までも仕事一筋、何でも楽しみを先延ばしにして仕事に打ち込んできた
人に多く見られるパターンではないでしょうか。

私なども一応高校三年生の時は楽しみも我慢して、先延ばしにして
受検勉強に励みました。これと、同じようなことですが、この時はまだ
若かったです。十分にあとから楽しみを取り戻せる年齢でした。

ところが、せつかくの趣味や楽しみなどを先延ばし先延ばしした揚句、
自分が消えてしまっては何のための人生だったのでしょうか?


先延ばしするのではなく、“今”を大切にする。
目の前にあることを、自分の心で素直に受け入れて、やりたいことを
いつやればいいのかを考えてみましょう。


“今”を大切にする!!
定年退職者の退職後の人生を考えるキーワードになるのではないでしょうか?

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定年退職前から“第二の生きがい“を見つけておく!

定年退職前から“第二の生きがい“を見つけておく!

P・Fドラッカーは15年ほど前の著書『明日を支配するもの』で、
「寿命が延びた現代において、個人は一つの組織に依存して同じ仕事を
続けるだけでなく、それとは別の第二のキャリアにも時間や労力の
一部を費やすことで新しい世界を切り開くべき」だと言っています。


当時(15年ほど前)は会社に所属して、会社の仕事以外に別のこと
をやったり何かの活動をする人はほとんどいない時代でした。

その頃から、定年退職前の人たちが定年後のことを考えた時に
大切なことを既に予測していたのでしょうか?
定年退職前に限らず、仕事をやりながら第二の生きがいを持つことを
言っていたのですね。

サラリーマンはずっと一つの組織(会社)にいると、社会の常識を世間の
常識と勘違いしてしまうことが良くあると言われます。

そこで社会の常識や別の常識に少しでも早く触れること、そしてその常識を
自分の組織(会社)へ持ち帰ることで自分の中に新たな発想や考え方を培う
ことができます。

さらに、いずれ定年退職を迎えれば組織(会社)の常識が通用しなくなる
ことは目に見えています。

そのためにも、早くから組織外のことにも目を向け組織外の常識を通して
第二の生きがいを見つけておくておくことが今の組織の中でも、また
その後の生き方にもプラスに働くことは間違いありません。


さらに、会社の倒産、リストラ、定年退職などの自分ではコントロール
できないイベントはいくつも想定されます。その時に組織外に第二の
生きがいを持っていることはある種の“特技”でもあるのです。


定年退職前から組織外(会社外)に第二の生きがいを見つけておくことが
これからの時代に自らを切り開く強い力となることでしょう!


この第二の生きがい、私の提唱する「定年基礎力!」に通じるものでもあります。

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中高年齢者は過去より明日のことを考えよう!

中高年齢者は過去より明日のことを考えよう!

あなたは過去の時代に戻りたいですか?
あの頃に戻りたいですか?
学生時代に、青春時代に戻りたいですか?
どうでしょうか?


先日、TVで懐メロ番組を観ていました。
私よりは10年以上も上の年齢になりますが、ロカビリー全盛時代の
トップスターであったミッキーカーチスさんが出演されていました。

人気スター当時の懐かしいTV映像など見ながら、
司会者が「あの頃に戻りたいですか?」というような質問をしました。

それに対して、ミッキーカーチスさんは、
「あの頃に戻りたいわけないだろう、過去に戻ってどうするんだよ。
明日だよ、未来を考えなくちゃ!」というような言葉で返しました。

 
 素晴らしい!スゴイ言葉だ!と思いました。
かってのトップスター、現在75歳のミッキーカーチスさんの言葉です。

どんなに栄光の時代でも、過去なんです。
それよりも、「明日」「未来」なんですね。


私の修士論文で、ある方にインタビューした時もこのような返答を聞きました。
私の、あの頃に戻りたいですか?という質問に対して。

「今の友人関係や人脈をそのまま持って戻れるのならいいけど、
そうじゃないのなら戻ってもしょうがない。今の仲間が大事だから!」と
言われました。


 どちらも、過去にこだわっていない。
 「明日!」「未来!」 そして、そして”「今!」”
 
中高年齢者、そして定年退職者への“キーワード”です!!

定年退職を意識したら、定年退職者にインタビューしてみよう!

定年退職を意識したら、定年退職者にインタビューしてみよう!

定年退職前の人たちが定年退職を意識し始め、自分はどのように
定年退職後の日々を過ごすのか?と考えた時、何かと不安になるものです。

自分にはこれといって定年退職後にすることもない。
何をしたらいいのだろうか?何をして過ごせばいいのだろうか?と
考えれば考えるほど不安の芽は大きくなっていくのではないでしょうか?

そう思ったら、これぞと思う定年退職者の諸先輩達にインタビューをして
見てはいかがでしょうか。スゴイ!と思うような特別な人でなく、普通に
定年退職を迎え普通に生活をしている人でいいと思います。


聞きたいこと、興味のあること、不安なこと等などを素直に聞けばいいのです。

聞けば聞くほど、そして良い意味でも悪い意味でもインタビューから多くの
ことを気づき、多くの参考になることが聞けると思います。

これらの気づきや参考になることを、自分がどのように解釈し、どのように
考えるかが、自分の定年退職時に大きなヒントになってくることでしょう。

普通の定年退職者にインタビュー(話を聞く)すればいいのです。
それも、できるだけ身近なところの定年退職者の方が良いでしょう。


本になるような著名な定年退職者や、あまりにも自分とかけ離れた特別な
定年退職者や、スゴイと思うような定年退職者からは普通の自分にとって
得るものは少ないと思います。

私は、大学院の修士論文(2012年)で多くの普通の定年退職者にインタビューを
させていただきました。

このインタビューで語られたこと(聞いたこと)から実に多くの気づきや参考に
なることを得ました。その一つ一つが自分の定年退職後の人生の中で
何一つ無駄ではなかったと確信しています。


ぜひ、インタビューして下さい!
お奨めです!!

プロフィール

森 俊昭

Author:森 俊昭
1952年生まれ
南山大学卒業、協和銀行(現りそな銀行)を経て第二電電(現KDDI)へ転職、2013年6月定年退職。

資格:TCCマスターキャリア・カウンセラー、産業カウンセラー
定年キャリア・アドバイザー

法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻2012年3月修了(経営学修士=MBA)宮城まり子ゼミ。

定年退職前後の働く人たちのキャリア支援が専門。
(定年後の20年~30年をいきいきと活動し、生きるためには、定年退職前の現役時代から身につける能力・スキルとして「定年基礎力!」が必要。定年前後の働く人たちのキャリアを支援していきます!)

修士論文は、『定年後も地域でいきいき活動するための「定年基礎力」とは何か~キャリアと生涯発達の視点から~』

引き続き、定年退職前後の働く人たちのキャリア発達・生涯発達について研究中。



<活動>
・岐阜コミュニティ創造大学(市民大学)専任講師
・団塊世代の会大垣副代表
・NPO市民社会研究所
・「女(JOB)ブ活!」子育て中女性再就職支援スタッフ
・NPOキャリアデザインフォーラム
・キャリカン(看護師キャリア勉強会)

<学会>
日本産業カウンセリング学会
日本キャリアデザイン学会

<趣味>
ランニングと散策、そして古いお寺巡りです!

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